2024年06月18日

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19カ月連続増、身の回り品や衣料品、高額品がけん引

 

日本百貨店協会が調査した全国百貨店(72社・180店)の9月売上高は4151億円余で、前年比(店舗調整後)は9.2%増となり、19カ月連続でプラス。外出機会の増加で身の回り品や衣料品、高付加価値商材の売れ行きが好調だった。インバウンドも底上げに貢献したほか、外国展や会員向け施策、物産展などのイベント効果もみられた。コロナ禍前の2019年との比較では、消費増税前の駆け込み需要の反動で16.7%減だが、18年比では2.1%増と上回った。

3カ月移動平均値は直近の7~9月が9.8%増、6~8月が9.0%増、5~7月が7.4%増、4~6月が7.3%増、3~5月が8.3%増、2~4月が12.4%増。ここにきて再び2桁近い伸びになってきた。

国内と海外の顧客別では、インバウンドが255.6%増と18カ月連続でプラス、売上高は326億円と過去3番目に高い最高額を記録するなど、大きな伸びを示した。シェアは国内が92.1%、インバウンドが7.9%で、国内は19カ月連続のプラスとなる3.1%増。19年比ではインバウンドが29.3%増とコロナ禍を上回る高伸長で、国内は消費増税前の駆け込み需要の反動で19.1%減だった。

地区別では、都市は8地区が前年クリアで12.0%増と24カ月連続でプラス。大阪地区は台風の影響による時短営業などが下押ししたものの、プロ野球の優勝セールが活況で27.1%増と大幅に伸びた。地方は4地区が前年クリアし0.2%増と2カ月連続でプラス。

商品別では、主要5品目のうち食料品(0.4%減)を除く4品目がプラスとなった。身の回り品(21.1%増)と雑貨(11.6%増)は好調で2桁増かつ24カ月連続プラス。ラグジュアリーブランドを中心に増勢が続く高額品は、一部商品に価格改定前の駆け込みがみられた。化粧品は国内外共に好調を維持し、スキンケアやメイクアップの売れ行きが良く13.5%増だった。主力の衣料品(9.6%増)は19カ月連続プラスで羽織物やブラウス、カットソーなど秋物衣料に動きがみられ、彼岸や歳時記などインバウンド需要が高い菓子は0.5%増で25カ月連続プラスだった。

(北田幹太)