2024年05月20日

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売上高、入店客数共に10カ月連続プラス

日本百貨店協会が調査した全国百貨店(71社・185店)の12月売上高は6150億円余で、前年比(店舗調整後)は4.0%増となり、10カ月連続でプラスだった。入店客数は1.1%増で、同じく10カ月連続でプラス。同協会は「新型コロナ感染拡大による外出自粛傾向が一部にみられたものの、行動制限のない年末商戦は活況で、増勢が続くラグジュアリーブランドや宝飾品などの高額商品と、気温低下により好調だった重衣料や防寒商材がけん引した」と総括した。消費増税の反動が残った19年比は2.1%減、18年比では7.0%減だったが、いずれも前月よりマイナス幅は縮小しており、着実に回復に向かっている。

3カ月移動平均値は10~12月が6.2%増、9~11月が11.4%増、8~10月が18.4%増、7~9月が17.6%増、6~8月が14.7%増、5~7月が22.0%増。伸び率は鈍化しているが、依然としてプラス基調が続く。

国内と海外の顧客別では、水際緩和と円安で急伸長しているインバウンドが484.7%増と高伸長。9カ月連続で前年を上回り、19年比では28.9%減とコロナ禍前の約7割まで戻った。シェアは国内が96.5%、インバウンドが3.5%で、国内は10カ月連続のプラスとなる1.0%増。19年比では0.8%減と、ほぼコロナ禍前の水準に戻り始めている。

地区別では、インバウンド需要を背景に9地区で前年をクリアした大都市が6.5%増と15カ月連続でプラス。地方では北海道、近畿を除く6地区が前年割れし、2.7%減となった。

商品別では、主要5品目のうち4品目が前年実績をクリア。身のまわり品は、ギフト需要でラグジュアリーブランドのバッグなどを中心に2桁増の伸びを示した。衣料品は、天候与件からコートやジャケット、マフラー、手袋などが動いた。食料品では、原材料高騰の影響も一部にみられたが、クリスマスケーキや手土産の和洋菓子が引き続き好調だった。

(北田幹太)