松屋銀座、街と一体となって「くまもとモン×東京銀座ジャック」を盛り上げる
松屋銀座1階正面口にて、セレモニーに参加した古屋毅彦松屋社長(右から4番目)、小山薫堂氏(右から3番目)、木村敬熊本県知事(左から4番目)ら
松屋銀座は21~27日、熊本県産の食材や酒、文化などを紹介する「『くまもとモン×東京銀座ジャック』in松屋銀座」を開催する。2月3日まで「ハイアット セントリック銀座 東京」といった銀座の名店や施設が参加する祭典の一環で、地下1階を中心に「くまもとモングルメフェア」を開く。全11カ所のショーウインドーには県伝統工芸品の「来民(くたみ)うちわ」や「水の平焼」などをあしらい、1階のプロモーションスペースで販売も行う。
松屋は2020年から日本各地の地域を活性化する「地域共創」に取り組んでおり、25年7月に熊本県とくまもとDMCの三者による包括連携協定を締結している。「くまもとモン×東京銀座ジャック」は、熊本県とくまもとDMCが主催する県産の食や酒、文化などの魅力を一堂に集め発信するイベント。25年10月に福岡・天神、同11月に大阪・梅田でも開催しており、銀座は第3弾となる。
古屋毅彦社長は「当社で開催する熊本県のフェアは3回目となる。回を重ねる毎にパワーアップし、参加企業も増えている。今回は食と伝統工芸を実際に見てもらい、体験してもらうよう取り組んでいる。銀座の名店の賛同も得て、街全体で盛り上げている。くまモンの生みの親である小山薫堂氏は、当社の地下1階にある『下鴨茶寮』の主人という縁もあり、皆で盛り上げていきたい」と語った。

松屋銀座前でチラシを配る木村敬熊本県知事と磯田淳くまもとDMC代表取締役
木村敬熊本県知事も「世界から注目される銀座に集まる皆さんに、熊本県のことをもっと知っていただきたい。さらに、くまモンが世界中の皆さんから末永く可愛がっていただける存在になってほしい。そんな思いから賛同いただいた銀座の商業施設や約60店舗の飲食店と、タッグを組んで開催することになった」と経緯を述べた。
小山氏は「くまもんの正式デビューは2011年3月12日。観光の概念を変えるというコンセプトで始まった。観光というと、どうしても情報発信が先立ち、地元のことを忘れがち。しかし地元にいいものがあるなら、まず地元の人たちが楽しみ、それによって日常の幸せに気づこうという、気づきのキャンペーンだった。銀座、そして松屋さんという多くの人から注目される場所で熊本が発信されることは、熊本県民にとって自分たちの良いものを多くの人に知ってもらえる機会。熊本が銀座をジャックしていることが誇りであり、喜びにつながる」と思いを表した。

グルメフェアにはオープン早々、客が集まった
同店では地下1階と8階レストランで熊本県グルメフェアを開催し、飲食店ではアンケートに答えると県産品が当たるキャンペーンを実施する。25日の午後2時から2時30分には、8階MGテラスにくまモンも来店する。
弁当惣菜売場の担当者は「熊本県グルメフェアの初回は8ブランドの出店だったが、今回はスイーツの3ブランドが25種類、常設店とのコラボで9ブランドが10種類、食品催事で8ブランドが約100種類も販売し、スケールアップしている」と紹介した。

「いちごの生あんさんどら」を販売する「菓輔 まるいわ」
スイーツは、「菓輔 まるいわ」から「いちごの生あんさんどら」(751円)や「Katete」から「天草塩キャラメルマフィン」(401円)、「3時のドーナツ」から「ザクザクドーナツ ザクザクレモン」(481円)などを販売する。
常設店とのコラボは、「下鴨茶寮」の「あか牛トマトすき焼き重」(2640円)や「天一」の「鯛・太刀魚味くらべ天丼弁当」(1836円)、「銀座 清月堂本店」の「蜜焼き芋きんつば」(350円)など、弁当、惣菜、和洋菓子が販売される。

トマトすき焼きについて熱心に語る小山氏
「下鴨茶寮は京都の料亭の支店でありながら、熊本県の黒毛和牛など自分の故郷の熊本食材を使うことがつい多くなってしまう。今回は熊本のトマトと天草の牛肉をコラボレーションさせたすき焼、トマトすき焼きというものを発表した。十数年前から勧めているが、なかなか賛同いただけなかった。銀座で発表できることによって大きなうねりになること、新しい熊本名物になることを期待している」(小山氏)。

熊本ならではの海鮮が楽しめる「海鮮特急レーン寿司じじや」
惣菜売場のイベントスペースでは「姫コッコ倶楽部」の「天草大王大手羽先串揚げ」(756円)や「海鮮特急レーン寿司じじや」の「“くまもとモン”豪華5種お重仕立て」(4050円)などを実演販売する。和洋酒売場では、球磨(くま)焼酎や菊鹿ワインなど、銘酒を取り揃える。

銀座駅から松屋銀座の地下1階につながる通路には、熊本県を紹介するディスプレイが連なる
「地域共創」の取り組みとしては、山鹿市の「来民うちわ」と天草市の「天草陶磁器 水の平焼」を使ったディスプレイで全11カ所のショーウインドーを彩る。どちらも江戸時代から続く伝統工芸品で、1階正面口プロモーションスペースで実際に購入でき、オリジナルデザインも特別に販売する。

1階正面口プロモーションスペースで「来民うちわ」を紹介する明治22年創業の「栗川商店」の店主
「くまもとモン×東京銀座ジャック」の銀座の名店約60店舗による取り組みでは、各店舗が熊本県産食材を使用した特別メニューや球磨焼酎を提供する。ハイアットセントリック銀座東京では2月1日に1日限定でランチブッフェも企画している。
企業とのコラボレーション企画もあり、銀座田屋、久保木畳東京、ユニクロ東京、無印良品 銀座など、様々な企業と連携した商品も販売する。ギンザソニーパークでは1月31日と2月1日の2日間限定でイベントを開催する。
(北野智子)