2026年02月13日

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2025年12月 東京・大阪地区百貨店売上高

インバウンドが苦戦も、クリスマスや年末商戦は活況

日本百貨店協会の調査によれば、東京地区百貨店(12社・22店)の売上高は1904億円余で、前年比(店舗調整後)は0.2%減と2カ月連続でマイナスとなった。インバウンド売上げは、中国の訪日渡航自粛要請の影響で苦戦したが、国内売上げは2.4%増と4カ月連続でプラスとなった。宝飾や時計などの高額品が好調に推移したほか、クリスマスや年末商戦は食品を中心に活況を呈した。

3カ月移動平均値は、直近の10~12月が0.9%増、9~11月が1.9%増、8~10月が1.4%増、7~9月が3.7%減、6~8月が8.1%減、5~7月が9.9%減だった。

商品別では、主要5品目は雑貨(4.4%増)のみプラスとなった。細分類では、婦人服・洋品が4カ月連続、美術・宝飾・貴金属、菓子、惣菜が5カ月連続でプラスとなった。子供服・洋品、化粧品が3カ月連続でマイナスとなった。

衣料品(1.1%減)は、平年に比べ気温が高く推移したため、ウールコートやダウンコートなどの冬物重衣料は動きが鈍かったが、非ウールコートやジャケット、ニットなどは高稼働した。ストールやマフラーなどの防寒商材も伸長した。

身の回り品(6.6%減)は、インバウンド需要減から2カ月連続でマイナスとなった。アクセサリーはクリスマスやボーナス需要により好調だった。年末年始の旅行需要を受けてトラベル関連も稼働した。

雑貨(4.4%増)は、化粧品はインバウンド需要減の影響が大きかったが、国内客はクリスマス関連のコフレやフレグランスが好調だった。美術・宝飾・貴金属(13.9%増)は、一部ブランドで価格改定前の駆け込みが見られたほか、クリスマスやボーナス需要で贈答、自家需要ともに好調に推移した。

食品(0.0%)は、クリスマス商戦は平日の曜日回りだったものの、当日需要が活況で、カットケーキやオードブルといった惣菜が伸長した。おせちはECを中心に堅調に推移した。歳暮はビールの供給減に代わり、コーヒーや菓子が伸長した。