阪神梅田本店、11月に地下1階と1階の食品売場をリニューアル
阪神梅田本店
阪急阪神百貨店は、11月に阪神梅田本店の地下1階と1階の食品売場をリニューアルオープンする。全国初となる9店舗を含む、20以上の新店舗を導入し、1階を「全国各地のグルメが揃うローカルフードの聖地」、地下1階を「どんなものでも揃う王道デパ地下の進化版」に構築。「食の阪神」としての魅力を高める。
1階は①バイヤーがセレクトした全国のおいしいものを集めて編集②新たなローカルブランドを育成し発信③ローカル食材を生かした新しいブランド開発④老舗と取り組んだ新たな名物の提案ーーの4つの切り口で売場を展開する。

バイヤーがセレクトした全国のおいしいものを集めた編集では、全国のこだわりのローカルフードが揃う人気の売場「うまいもんみっけ」が地下1階から移転し、面積を約1.5倍に広げる。ご当地冷凍餃子に加え、冷凍麺コーナーを拡充。名古屋のきしめんやナポリタン、富山のブラックラーメン、沖縄そばと約50種が集まる。オープンに合わせて開発した「グリル梵」のハンバーガーなど特別な限定品も登場する。
「食祭テラス」も開き、ローカル地方に特化したイベントを毎週のように開催。ライブ配信などSNSを活用し、エンターテインメント型の食体験を提供する。「おやつのひきだし」には全国各地の約700種類の菓子が集まり、全国各地のどら焼きが入れ替わりで登場するコーナーも完成する。
新たなローカルブランドを育成し発信する拠点も設ける。「スイーツファーム」の名称で、長期にポップアップを展開。11月5日オープンの「ANKO and」や「母恵夢 おおさか」(共に全国初)などを誘致し、シーズンごとのおいしさを提供していく。

「VANI」や「ドローリー」を手掛けるシュクレイによる新洋菓子ブランドの「ソルトラ」
ローカル食材を生かした新しいブランド開発では、11月12日に塩をテーマにした新洋菓子ブランド「ソルトラ」(全国初)、朝霧高原の牛乳を使ったミルクスイーツショップ「あさぎり牛乳」(西日本初)が登場する。老舗と取り組んだ新たな名物の提案では、11月12日にローカルを体現するイートイン併設店として、赤福が運営する「五十鈴茶屋」がオープン。11月5日には約30種類を揃えるドーナツ専門店「ジャックインザドーナツ」も開く。

「東京ばな奈」などを手掛けるグレープストーンによる新ブランド「ブリュレメリゼメルチー」
地下1階は和洋酒や生鮮、惣菜、洋菓子、和菓子の各売場からなり、改装で全国初など目新しいショップを導入し、魅力を高める。惣菜売場には9月3日、ブランド初のテイクアウト店「空心」とクリームコロッケ専門店「FONDANT」(全国初)、弁当や惣菜を扱う「kitchen玄三庵」(百貨店初)が開いた。洋菓子売場には11月12日に東京駅発ブリュレスイーツ専門店「ブリュレメリゼ」にチーズを掛け合せた新ブランド「ブリュレメリゼメルチー」など3店舗が、和菓子売場には11月15日に同店限定の「花ラングガーデン」がオープンする。