2024年02月23日

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21カ月連続増、インバウンドが過去最高額を更新

日本百貨店協会が調査した全国百貨店(72社・180店)の11月売上高は5023億円余で、前年比(店舗調整後)は7.4%増となり、21カ月連続でプラス。中旬以降の気温の低下に伴い、防寒衣料などに動きがあった。引き続き高付加価値商材やインバウンドは好調だったほか、催事やイベントの効果もみられた。新型コロナウィルス禍前の2019年との比較では4.1%増と、回復基調が続いている。

3カ月移動平均値は直近の9~11月が7.5%増、8~10月が8.8%増、7~9月が9.8%増、6~8月が9.0%増、5~7月が7.4%増、4~6月が7.3%増と、プラスを堅持した。

国内と海外の顧客別では、インバウンドが円安効果もあり、125.1%増と20カ月連続でプラス。売上高は394億円で、前月(383億円)をさらに更新し、14年10月に調査を開始して以来の最高額だった。シェアは国内が92.1%、インバウンドが7.9%で、国内は21カ月連続プラスの2.8%増となった。19年比ではインバウンドが51.0%増と、5カ月連続でコロナ禍前の実績を上回った。

地区別では、26カ月連続でプラスで、都市は9地区が前年をクリアし、4地区は二桁増となった。インバウンドが徐々に増加している地方も4地区が前年を上回り、2カ月ぶりにプラスに転じた。

商品別では、主要5品目すべてがプラスとなった。身の回り品(16.0%増)と雑貨(8.7%増)、美術・宝飾・貴金属(3.7%増)、菓子(5.2%増)はコロナ禍前の実績を上回った。

ラグジュアリーブランドの高額品(3.7%増)と化粧品(17.2%増)は国内外共に好調だった。主力の衣料品(8.8%増)は、気温の低下によりコートなどの重衣料や防寒アイテムに動きがあった。菓子は、手土産や歳暮、進物需要から、27カ月連続で増勢が続き、おせちやクリスマスケーキの予約も堅調に推移した。