2025年06月28日

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6月28日、ハラカド4階に世界初のK-POP総合デパート誕生

フロア中央にD’ICONが並ぶ。デジタルサイネージは黒とピンク系紫の交互に光り、カラーによって随分と印象が変わる

BookLiveは6月28日、東急プラザ原宿「ハラカド」4階に、「D’PARTMENT(ディパートメント)」をオープンした。これまでK-POPアーティスト単体のショップやアーティストが所属する事務所ごとのショップはあったが、その垣根を超えたD’ICON公式のK-POPの総合デパートはD’PARTMENTが世界初となる。「新しい価値を創造することで、楽しいをかたちにする」を企業理念に掲げ、電子書籍ストアやマンガアプリなどの運営を通じ、読者の心を豊かにするコンテンツの提供やIPの創出を行うBookLiveが、D’ICONの独占販売を手掛けるタイミングでオープンした。

特設エリアに展示された巨大な&TEAMの展示。メンバーからのメッセージが書き込まれている

同店でしか買えないK-POPアーティストの限定グッズの販売やアーティストの特設展示が行われる。28日からは日本・韓国・台湾出身の9人のグローバルボーイズグループ「&TEAM(エンティーム)」が登場するK-POPアーティスト写真集「D’ICON(ディアイコン)」最新作(vol.28)とグッズの販売を開始する。それに合わせ7月14日まで期間限定で、同フロアにカフェスペースも備えた約250坪の特設エリアを展開。&TEAMの展示やD’ICONの過去の特別な映像を紹介する。

表紙は18バージョンあり、メンバー9人がA・B、2タイプの表紙を飾っている。収録内容はA・Bそれぞれのタイプにより異なっている

「7月6日までは会場内の混雑を避けるため、30分ごとに入場を区切り、6月6日14時より入場整理券のオンライン抽選申し込み受け付けを開始した。入場は予約で埋まっている状況だが、7月7日以降は予約なしで自由に入場できる予定」と、BookLive人事総務部広報・PRチームマネージャーの井ノ口光江氏は語る。

グッズごとにディスプレイされた店内には、メンバーを映し出すデジタルサイネージが点在する

D’ICONは韓国のDispatch社が制作するK-POPトップアーティストの写真集シリーズで、これまでBTSやSEVENTEEN、TWICEなど⼈気グループが登場している。最新作(vol.28)も&TEAMの魅力が最大限に引き出された撮り下ろし写真が満載。巨大なデジタルサイネージに囲まれたフロア中央に並ぶ。

メンバー別4種類、グループ2種類の全38種類のポストカードが一面に展開する

店内にはほかにも&TEAMのオフィシャルグッズが揃う。メンバーごとの「アクリルブロック」や「プレミアムサインフォト」、「ティンバッジ(缶バッジ)」、1パックに3枚ランダムに封入された「コレクターズカード」、ロゴとメンバーのイラストがプリントされた「エコバッグ」など13種類を販売する。グッズごとにディスプレイされており、38種類あるポストカードコーナーは壮観。「グッズは随時入れ替わる予定」(井ノ口氏)。

2種類あるカップホルダー。ドリンク2種類でも、ドリンクとフード合わせて2つでも購入するとプレゼントされる

期間限定の特設エリアは予約不要で入場できる。韓国で人気のワッペンを揃えたコーナーがあり、1つ100円から販売する。カフェでは「D’」とプリントされたカップで提供されるコーヒーやカフェラテ、和紅茶など6種類のドリンクが楽しめる。手作りクッキーやオリジナルカセットテープチョコレートとフードも2種類用意している。カフェ内の商品を2つ以上注文すると、&TEAMのメンバーがプリントされたカップホルダー2種類のうち1種類がプレゼントされる。

神宮前の交差点に建つ東急プラザ原宿「ハラカド」の入口にはD’PARTMENTオープンの巨大ポスターが張られている

「オンライン抽選申し込み受け付けでは属性を識別していないが、幅広い年齢層の方の来店を楽しみにしている。『K-POPの総合デパート』といえば『D’PARTMENT』と、広く認識してもらえることを目指し、まい進する」(井ノ口氏)。ポップカルチャーやファッションなど最新のトレンドを発信する原宿に、また新たなスポットが誕生した。

(北野智子)