2025年06月06日

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三越日本橋本店、中元センターがオープン 「三越 華ひらく缶」新登場

スタッフが集結しセレモニーが行われた

三越日本橋本店は、6月4日に本館7階の催物会場でお中元ギフトセンターを開いた。今年は「“外商のエキスパート”に訊くお墨付きの味わい」「家族におくろう」「涼やかな夏のスイーツセレクト」「三越 華ひらく缶」と4つのテーマにあわせ、おすすめの商品を紹介した。中でも同店の包装紙「華ひらく」のデザイン缶に銘品を詰めた「三越 華ひらく缶」は、アンパンマンの作者、漫画家のやなせたかし氏ゆかりの今年の限定商品。開店前には法被や浴衣姿のスタッフが決起セレモニーを開催した。

オリジナルのライオンのぬいぐるみを手に、セレモニーであいさつをする丸井良太本店長

丸井良太本店長はセレモニーで「今年もたくさんの方々にお越しいただきたいと思っている。ギフトを選ぶ際、驚くかな、喜ぶかな、と贈る相手に思いを馳せる真心や思いやりも届けられることを願っている」と述べた。

季節の挨拶としての贈答品だけでなく、家族へのギフトとしてもニーズが高まっている昨今、今年は「家族に贈ろう」をキーワードに多彩なギフトが揃う。日本の猛暑を乗り切る「ひんやりグルメ」、家族の時間を楽しくする夏休みに「遊べるギフト」、日ごろから備えておきたい「防災食」、ピルスナーカップや籐と和紙のうちわなど日本各地の技が息づく「涼やかな贈り物」をラインナップする。

ニーズに対応し、年々進化している中元ギフトの数々

4つのテーマのおすすめギフトも見逃せない。特に約1年前から企画を進め実現した「三越 華ひらく缶」は話題のパッケージ。三越伊勢丹第1MDグループギフトデザイン商品部計画担当アシスタントマネージャーの小笠原達道氏は同店の包装紙について「日本初のオリジナル包装紙として誕生した。実は “mitsukoshi”の文字は、やなせたかし氏が描いたもの。今回は一からデザインを起こし、色や形の再現など細部にまでこだわり、パッケージにした」と語る。中身は「シベール」や「ロイスダール」、「彩果の宝石」など顧客に高く支持されている銘品を選りすぐった。「パッケージも中身も三越ファンの方々に喜んでいただけると思う」(小笠原氏)。

華やかなパッケージが目を引く「三越 華ひらく缶」

ほかにも「“外商のエキスパート”に訊くお墨付きの味わい」からは「東京吉兆 西京味噌漬詰合せ(1万908円)」など、「家族におくろう」からは「ピッツァアルターイオ ローマの四角いピッツァハーフ7枚セット(3348円)」など。「涼やかな夏のスイーツセレクト」からは「京都・東山茶寮 宇治抹茶冷やしぜんざい3種の風味(5044円)」など逸品が揃う。

国立博物館と国立美術館の美意識あふれる作品の意匠をあしらったギフトも登場

「ギフトのラインナップは、定番商品以外にも付加価値のあるものを毎年ブラッシュアップしている。今年の目標については、まずは前年度をクリアすること」(小笠原氏)。

開店直後のギフトセンター。オープンを待ちわびていた人々が押し寄せた

10時の開店と同時に多くの客が訪れ、受付には長蛇の列ができた。広報PR・CI担当三越PRの長瀬康子氏は「とてもありがたいことに、お中元を実際に贈る日が先でも、ギフトセンターがオープンする6月の初日に本店にお越し頂くことに縁起を担いでくださっている方が多い」と語る。最終日は7月21日、18時終了。オンラインストアは約2400品目を扱い、約1300品目は送料無料で、オンラインストアだけで閲覧できるアイテムもある。

(北野智子)