2021年11月28日

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東武鉄道、東武動物公園駅西口に新商業施設

東武鉄道が東武スカイツリーライン東武動物公園西口に「東武ストア東武動物公園駅前店」と「無印良品東武動物公園駅前」が併設した商業施設を9月16日にオープンした。同商業施設は商圏としている宮代町と杉戸町の住民に向けた日常の利便性向上と、東武動物公園などに来園される来街者との交流をもたらす役割を東武ストア東武動物公園駅前店と無印良品 東武動物公園駅前でつくりだす。両店舗が協業してワンストップショッピングを可能にし、みんなの広場などを交流の接点としてイベントなどを開き、東武ストアでは移動スーパーをスタートさせるなどで地域活性化を推進する。

東武動物公園を意識し、店内におかしのどうぶつえん売場を開設した「東武ストア東武動物公園駅前店」

東武ストアにとって66店舗目(東京都27店舗、埼玉県26店舗、千葉県13店舗)となる東武ストア東武動物公園駅前店(売場面積1792㎡)は商圏顧客が毎日利用できる生鮮から惣菜、日配、加工食品、生活雑貨の他にも、子育て世代や共働き、単身世帯者にも対応した簡便・即食商品、ノーマル時代に対応した商品も充実した。特徴商材として取り上げたのは1つが「地産地消コーナー」。同コーナーでは個人生産者23名、生産者団体2団体が宮代町中心に収穫した地場野菜のコーナーが設けられ、地元の和菓子や米菓も取り揃えた。

2つ目は惣菜ゾーンにデパ地下でお馴染みの「RF1」を導入したこと。RF1のサラダや冷凍惣菜を展開する他、「神戸コロッケ」は毎日16時から数量限定で黒毛和牛のビーフコロッケと北海道のとうもろこしのクリームコロッケを販売。さらに惣菜売場では健康的な食生活をサポートする商材として植物由来100%の大豆ミートで作った「ハンバーガー」と大豆ミートハンバーグともち麦ご飯を使った「ロコモコBOX」も販売開始。その他、テナントとしてベーカリー「リトルマーメイド」と「モスバーガー」が出店している。

3つ目はミルクレープ発祥の店、東京西麻布のスイーツ店「ルェル・ドゥ・ドゥリエール」で修業したパティシェ監修の本格的なスイーツを導入したこと。4つ目は移動スーパー「とくし丸」の運行。「10月下旬から宮代町、杉戸町、白岡市の一部を対象に2台走らせる」(須藤寛明店長)。東武ストアでは今年7月下旬から東武ストア蓮田店でとくし丸の運行を開始している。月曜~金曜まで週5日間の営業で1日1コース周り、1日当たり対応できる顧客数が40~50人程度。売れるのは日配品と水産品と農産品が多く、一客単価は約1500円。東武ストアでは東武ストア東武動物公園駅前店で開始する移動スーパーにつても蓮田店のとくし丸と同様の実績になるとみている。

一方の無印良品 東武動物公園駅前(売場面積約1990㎡)は「地域となにかを生み出す場所として、無印良品が地域のプラットフォームとなり、この地域の資源循環、課題解決の一助を担い、地域に根差した店舗を目指していく」(松崎隼人店長)。店舗については埼玉県最大級の約2000㎡の売場面積に毎日の暮らしに役立つ無印良品の日用品を中心とした品ぞろえ。特に食品は無印良品として大型店同等に集積し冷凍食品も展開する。

加えて無印良品 東武動物公園駅前は「みんなの台所」、「Open MUJI 学び舎(まなびや)」、「まちの案内所」の3つの新機能を備えている。みんなの台所は事前が多く、農や食の分野で創業意欲が高い人々が多いこのエリアで、飲食店の立ち上げや菓子の製造販売にチャレンジしたい人を支援する、飲食店営業・菓子製造の許可申請必要な設備も整えたシェアキッチン。Open MUJI 学び舎は誰もが自由に利用できるレンタルスペース。こども向けの絵本の読み聞かせや地元の農家による食育トークイベント、学生による作品展示会など、地域発信の「学び」や「体験」を地域と一緒に考え、表現できる場となり、学びを通して人と地域のつながりを深めることを目指している。まちの案内所はまちの魅力を伝える情報発信拠点。「TOBUKO to GO」マップが店内に設置され、周辺のスポットや店、活動、イベントなど情報を紹介している。

約1200㎡の芝生広場「みんなの広場」

さらに無印良品 東武動物公園駅前は敷地内に設けられた約1200㎡の芝生広場「みんなの広場」の活用事業を東武鉄道から受託し、企画運営を代行しているのも特徴。みんなの広場はピクニックや休息のために自由に開放する他、毎日のラジオ体操や日常的なマルシェ、広場を起点とした清掃活動など、地域のコミュニケーション創出の場としていく。