2024年04月28日

パスワード

購読会員記事

東武鉄道、草加市の新施設を「TOBU icourt/トーブ イコート」に命名

2023年春開業予定の「TOBU icourt/トーブ イコート」(イメージ)

東武鉄道は、2023年春の開業を目指している草加松原団地近隣型商業施設の名称を「TOBU icourt/トーブ イコート」に決定した。東武グループは同商業施設が立地する東武スカイツリーライン獨協大学前〈草加松原〉駅周辺において住宅開発や商業施設運営などの事業を展開している。同商業施設は独立行政法人都市再生機構所有の「草加松原団地近隣型商業施設街区」の土地賃借事業者に東武鉄道が選定され、進められている。敷地面積約1万2243㎡、延床面積約9166㎡、鉄骨2階建てで店舗数25の規模となる。

決定したTOBU icourt/トーブ イコートは、i=「私の」、court=「中庭」を表現し、人が訪れる・集まる・交流する地域の施設として街と地域を活性化させ、「今日も行こう」と思える、身近な暮らしの拠点となるよう、誰もが親しみやすい名称にしたという。それを具体化するために取り組んでいる施設づくりは、立地を生かした公園に開かれた心地よいテラスを設置し、街に開かれた建物として地域特性である多世代の人々がコミュニティ形成できる場を提供するほか、気軽に毎日通えて生活を豊かに彩るデイリーニーズを満たす店舗を誘致し、地域の人々に寄り添った商業施設になることを目指している。

同施設は地域生活の食を支えるスーパー、グローサリーを中心に取り揃えた食物販をメインに、毎日使いたくなる利便性の高いフロアとなる「クオリティマルシェゾーン」、暮らしに彩りを添える生活雑貨、ライフスタイルをサポートする習い事やクリニックなどを備え、日々の生活をちょっと豊かにできる日常に寄り添った「ウエルネスリビングゾーン」、隣接する松原団地記念公園に開かれた場所で楽しめる飲食店やアウトドア雑貨店に加え、開放的で心地よくゆったりとした時を過ごせる美容室など、日々の生活に欠かせない「ピクニックテラスゾーン」で構成される。地域の特性を踏まえ、「Foodie」、「Design」、「Culture」、「Wellness」の4つのライフスタイルをテーマに、“カラダとココロの五感を満たすみんなに「心地よい暮らし」”を提案する。

4つのライフスタイルからなるコンセプト図

東武グループは獨協大学前〈草加松原〉駅周辺エリアで住宅建設やサテライトオフィスなどを開設している。住宅(マンション)については2012年に立ち上げた分譲住宅のブランド「Solaie(ソライエ)」を4物件展開。その4物件は「ソライエ草加松原」(総戸数255戸)、「ソライエ草加松原シティテラス」(同310戸)、「ソライエシティ ザ・パーク/ザ・ガーデン」(同472戸と店舗2区画)と、23年3月下旬から入居開始となる住友不動産との共同事業で現在建設中の「ソライエテラス」(同796戸)。

サテライトオフィスについては、東武スカイツリーライン獨協大学前〈草加松原〉駅近くに職住近接を実現する郊外型サテライトオフィス「Solaie +Work草加松原」と、同駅構内に駅BOX型サテライトオフィス「EKI DESK」を開設。ほかに、働く子育て世代を支援する駅チカ保育所(草加松原どろんこ保育園)を整備している。

(塚井明彦)