2025年06月23日

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三井アウトレットパーク木更津、第4期グランドオープンで店舗数日本一のアウトレットに

第4期増床エリア(画像はイメージ)。グランドオープンで体験・滞在機能の強化が図られる

三井不動産は6月23日、「三井アウトレットパーク 木更津」を第4期グランドオープンする。アウトレット日本初を含む30店が出店、約700㎡の大屋根広場や日本初アウトレット常設のスケートボードパーク新設と、フラッグシップ施設としてさらなる進化を遂げる。店舗面積は約5万3100㎡、全330店舗の店舗数日本一の大規模アウトレットとなる。

同店は2012年4月に第1期グランドオープンし、14年7月に第2期、18年10月に第3期と拡張が進められ、日本最大級の「三井アウトレットパーク」の旗艦施設へ成長。都心から約50分の好アクセスに加え、羽田空港からの優れたアクセスで海外客の来館も増加している。

第4期増床エリアは第1期エリアの西側にオープンする(画像はイメージ)

第4期増床エリアには、スケートボーダーから支持される「instant skateboards」、ミニマムなデザインで洗練されたアイテムを揃える「SOPH.」(期間限定)、アメリカのゴルフブランド「PXG」がアウトレット日本初出店する。カナダのバンクーバー発の「ルルレモン」、パリのライフスタイルブランド「Maison Kitsuné」は関東のアウトレット初出店となる。

「NIKE FACTORY STORE KISARAZU」は移転オープンし、リニューアル前の約2倍の国内最大の売場面積となる。「THE NORTH FACE/HELLY HANSEN/Goldwin」「フェラガモ」「ボスアウトレット」「カルバン・クライン」「トミーヒルフィガー」も移転または拡大リニューアルする。「Snow Peak」の直営店、イタリアのラグジュアリーブランド「ヘルノ」が期間限定で出店する。

既存エリアには紳士靴の「三陽山長」が新規出店し、「ポロ ラルフローレン ファクトリーストア」「LACOSTE」が拡大リニューアルするなど、施設全体で高感度・ラグジュアリーブランドを含むアウトレット希少ブランドの誘致、人気店舗の面積拡大を行う。

心地よい憩いの場となる大屋根広場「ルーフテラス」(画像はイメージ)

同施設は第1期グランドオープンから「BOSO CITY RESORT」をコンセプトに、リゾート感、開放感のある空間づくりが行われたが、第4期グランドオープンでは「パーク」をデザインコンセプトに緑豊かな環境が整備され、約700㎡の大屋根広場「ルーフテラス」が誕生した。出店店舗のルルレモンによるヨガイベントやTHE NORTH FACE/HELLY HANSEN/Goldwinによるアウトドアイベントなど出店店舗と連携したイベント、恒例のゴルフフェス、ペットフェス、パンフェスなどもスケールアップして開催予定だ。スポーツ、エンターテインメント、食など多彩なイベントが予定されている。人工芝が敷かれ、雨天時でもレストスペースとして利用でき、「シェイク シャック」や「スターバックスコーヒー」のテラス席も設置される。

スケートボードの面白さを体感できるスケートボードパーク(画像はイメージ)

instant skateboardsが運営する約400㎡のスケートボードパークもオープンする。初心者でも滑走しやすいフラットスペースや地面から立ち上がるカーブ状のクォーターパイプ、ボックス型のレッジなど様々なセクションが盛り込まれ、初心者から上級者まで楽しめる設計だ。プロスケーターによるデモンストレーションや体験会といったイベント、スクールも開催予定。日本最大級のキッズ・スケートボードコンテスト「FLAKE CUP」の開催地としても期待されている。

波をイメージしたオリジナル遊具が設置される「キッズパーク」(画像はイメージ)

夏には既存エリアのフードコート近くに約400㎡の子供の遊び場「キッズパーク」を新設予定。24年4月にペットグッズショップ「ILIO」が運営するドッグラン、ペット同伴で食事ができる「sakagamike cafe」もオープンしており、ファミリー層やペット愛好家も存分に楽しめる。

三井不動産は太陽光発電設備や省エネアイテムを導入し、社会的な課題にも取り組んでいる。第4期増床エリアの共有部分は「異彩を、放て。」をミッションに主に知的障害のある作家のアートを用いて新たな文化の創出を目指すヘラルボニーの契約作家のデザインを採用し、従業員の休憩室を新設し働きやすい環境の実現を目指すなど、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を体現する施設にもなっている。