2020年10月30日

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日本百貨店協会が調査した全国百貨店(73社・203店)の6月売上高は3829億円余で、前年比(店舗調整後)は19.1%減となり、マイナスは9カ月連続となった。減少幅は前月の65.6%減から大きく改善した。外出自粛ムードは残るものの全店が営業を再開し、入店客数も上向いている。食料品や衛生用品など生活必需品が好調に推移したことに加え、ラグジュアリーブランドや宝飾品など高額商材にも動きがみられた。

3カ月移動平均値は11月~1月4.7%減、12月~2月6.3%減、1月~3月16.8%減、2月~4月39.7%減、3月~5月56.1%減、4月~6月51.7%減。

顧客別では、国内市場(シェア99.3%)が14.6%減と先月(63.2%減)より大幅に改善した。一方インバウンドは入国制限の継続で売上高26.8億円、90.5%減となった。地区別では地方が11.3%減、大都市が22.0%減と大都市店舗の苦戦が目立つがその差は前月(12.2%)より縮小した。

主要5品目では、9カ月連続で全品目がマイナス。食品は前月と同じく最もマイナス幅が軽微で11.9%減。中元は店頭の減少をECの大幅な伸びがカバーし堅調に推移している。クリアランスは開始時期の前倒しや分散開催、長期化、ECの拡大などが顧客のニーズに合致し、衣料品を含むファッション商材中心に動きがみられた。