2024年04月24日

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売上高、入店客数共に9カ月連続プラス

日本百貨店協会が調査した全国百貨店(71社・185店)の11月売上高は4692億円余で、前年比(店舗調整後)は4.5%増となり、9カ月連続でプラスだった。入店客数は1.2%増で、同じく9カ月連続でプラス。同協会は「中旬以降気温が高く推移したことと新型コロナ感染者数増加により、伸び率は前月より減少したが、引き続き活発だった高額消費と、前月の水際緩和で増勢に転じたインバウンドがけん引した。各社企画の外商催事や物産展など食品催事も好評だった」と総括した。消費増税の影響があった19年比は3.0%減、18年比では8.8%減だったが、18年実績を超える店舗もあり、回復基調は続いている。

3カ月移動平均値は9~11月が11.1%増、8~10月が18.4%増、7~9月が17.6%増、6~8月が14.7%増、5~7月が22.0%増、4~6月が26.3%増。伸び率は鈍化しているものの、依然としてプラス基調だ。

国内と海外の顧客別では、円安や水際対策に伴いインバウンドが403.2%増と高伸長。8カ月連続で前年を上回り、19年比では32.9%減と約7割まで戻った。シェアは国内が96.3%、インバウンドが3.7%で、国内は9カ月連続のプラスとなる1.4%増だったが、19年比では1.3%減と、コロナ前の水準には僅かに届かなかった。

地区別では、8地区で前年をクリアした大都市が14カ月連続でプラス。地方では7地区が前年割れし、8カ月ぶりにマイナスに転じた。

商品別では、主要5品目のうち、4品目が前年実績をクリア。高額品は、ラグジュアリーブランドの価格改定に伴う駆け込み購買やインバウンド需要がみられた。衣料品や服飾雑貨は、天候与件から季節商材は苦戦したが、ジャケット、トラベルバッグ、紳士・婦人靴が動いた。食料品は、生鮮食品が価格高騰や巣ごもり需要の反動から前年を下回ったが、菓子は手土産や歳暮が好調で15カ月連続増。おせち、クリスマスケーキ、福袋の予約は堅調に推移した。

(北田幹太)