2025年07月30日

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銀座松屋、銀座三越も参加 8月2日「ゆかたで銀ぶら2025」開催

多くの人でにぎわい熱気あふれる「大銀座盆踊り」(画像は2024年度の様子)

銀座通連合会主催の「ゆかたで銀ぶら2025」が8月2日の16時~20時半に開催される。歩行者天国の開催を記念した「ホリデープロムナード」の一環として2007年から始まり、今年で19回目。銀座通りに組まれた櫓(やぐら)を囲んでの盆踊りや百貨店や商業施設とのタイアップイベント、銀座の名店の屋台など、様々なイベントが企画されている。松屋銀座店は14~19時まで館内で縁日を展開。三越銀座店は17時~と18時半~の2回、各30分間の「まつり芸能集団『田楽座』」の公演を行い、今年も祭りを盛り上げる。

 1970(昭和45)年8月2日に、銀座通りで初めて歩行者天国が実施され、以後は8月の第一日曜を「ホリデープロムナード」と称し、毎年イベントを開催している。歩行者天国は新宿や池袋、浅草でも開催されたが、現在も続いているのは銀座のみ。その歩行者天国の開催を記念した「ホリデープロムナード」の一環として07年から「ホリデープロムナード~ゆかたで銀ぶら」は始まった。

小さな子供連れでも楽しめる今年初登場のわくわくキッズスペース(画像はイメージ)

銀座に店舗を構える約100店舗が「おもてなし店舗」として参加し、ゆかたで訪れると特典が受けられるサービスも提供する。祭り最大の見どころは、銀座通りに組まれる櫓(やぐら)のもとで繰り広げられる「大銀座盆踊り」。安全祈願として日枝神社によるお祓いが行われた後、16時~20時に開催される。同時刻にはパティスリー銀座千疋屋や資生堂パーラー、銀座ハゲ天など「銀座銘店屋台」が登場し、銀座の名店の味を気軽に提供する。銀座通り1丁目から8丁目の歩行者天国では、銀座で一番の老舗おもちゃ屋による「超リアル体感!グルグルフィッシング体験会」などが行われるキッズスペースも今回初登場する。氷柱展示や打ち水体験など涼を感じる演出も注目だ。

銀座涼風計画 氷柱展示は銀座通りの各所に展示される(画像はイメージ)

この夏祭りに伴い、松屋銀座店では吹き抜けのイベントスペース「スペース・オブ・ギンザ」横階段の踊り場でヨーヨー釣りや輪投げなどが楽しめる。8階「MGテラス」にはプロのカメラマンが撮影するフォトスポットも登場する。いずれも1階正面口ウィンドウ前で受け付け、無料で即日入会可能な松屋ポイントカードなど、各種カードの提示で参加可能。チケット制で1人3枚もらえ、1アトラクションに1枚使用する仕組みだ。事前予約制で有料だが、におい袋のワークショップもある。

三越銀座店は店舗前で、和太鼓や笛など伝統的な日本の祭りのパフォーマンスで魅了する「まつり芸能集団『田楽座』」の公演を行う。

京橋消防署のはしご車のバスケットに乗って銀座の街を見渡せる企画もある(画像はイメージ)

商業施設もイベントを用意。GINZA SIXの屋上庭園では和太鼓の生演奏のもと、15時半~20時まで盆踊りを開催する。東急プラザ銀座の屋上のルーフトップ カフェ&バー「The Mint Ginza」では、18時~23時に「おしゃれ盆踊り」(小学生以下入場無料)を開催。国内外で活躍する豪華ゲストを招いたライブやDJパフォーマンス、アーティスト野宮真貴⽒による名曲「東京は夜の七時」のスペシャル盆踊りライブと、和の心と現代カルチャーが体感できる内容だ。そのほか、セイコーハウス/和光 時計前や無印良品 銀座などもイベントを開催する。

ゆかたで銀ぶら企画運営代表、銀実会企画部部長の武田慶也氏は「ホリデープロムナードは、銀座の街とともに時代や情勢に合わせてイベントの内容が変化して参りました。本年は”ゆかたで銀ぶら大銀座盆踊り”と銘打ち、盆踊りの規模を拡大し、銀座の銘店屋台を楽しんで頂く特別な時間をご提供いたします。浴衣ご着用のお客様には色々な特典をご用意しておりますので、日本一の街”銀座”で記憶に残る夏のひとときをお過ごし下さい」と、多くの参加を呼びかける。銀座は「いつもその時に最も勢いのある商売が出店する街」であり、銀座通りは街のシンボルであり続けた。そのシンボルの銀座通りで繰り広げられる銀座の夏の風物詩は、今年も熱気に満ちあふれそうだ。

(北野智子)