2024年10月06日

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近鉄百貨店、台湾の人気セレクトショップ「神農生活」をFCで

近鉄百貨店は、台湾で人気の食雑貨のセレクトショップ「神農生活」を展開する神農市場有限公司とフランチャイズ契約を結び、今秋を目途にあべのハルカス近鉄本店に1号店を出す。近鉄百貨店の他の店舗にも誘致する方針で、その後は外部も視野に入れる。近鉄百貨店は2020年度(20年3月~21年2月)までの中期経営計画でFC事業の拡大を進めており、昨年11月末時点で10業種・32店舗を擁する。

 

神農生活は、2013年2月に創業。現在は花博店と南西店を運営し、バイヤーが台湾全土を巡って「美味しさ」や「安心・安全」を基準に生産者から買い付けた有機食材、調味料、ドライフルーツ、ジャム、茶葉、菓子、雑貨、自然派の化粧品などを販売する。台湾の老舗メーカーとコラボレーションしたプライベートブランドも開発。良質な商品に加え、洗練された空間やディスプレイ、パッケージなども支持され、台湾を旅行する日本人も注目する。

 

あべのハルカス近鉄本店に出す店舗は、物販ゾーン、フードゾーン、茶市場ゾーンで構成。物販ゾーンは「LESS IS MORE」をモットーに、「LOCAL」(=地域性)、「ESSENTIAL」(=必要性)、「SEASONAL」(=季節性)、「SUITABLE」(=適切性)を踏まえて商品を編集する。

 

フードゾーンは、台湾の郷土料理を定食のスタイルで提供。使用する台湾の調味料は物販ゾーンで購入できる。茶市場ゾーンは、台湾茶や茶器、茶菓子、書籍などを集積。セミナーやワークショップも行う。