2024年10月14日

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大和ハウス工業、アルパークの大規模改装 4月下旬にオープン

大和ハウス工業は広島市西区のショッピングセンター「ALPARK(アルパーク)」の西棟で進めている大規模改装を4月下旬にオープンする。世界最大の「無印良品」やスーパーマーケット「フレスタ」などを核テナントとして、中国地方・広島県初出店や最大規模店舗なども登場する他、多彩なジャンルを取り揃えたフードコートも設けられ、合わせてファミリーで楽しめる約20店舗で構成される。

1990年に開業した地域密着型の複合商業施設のアルパークは東棟・西棟・北棟からなり、大和ハウス工業は2019年5月に西棟と東棟を取得し、テナント入れ替えだけでなく老朽化した設備・内装更新まで含めた大規模改装に踏み切り、21年12月に東棟のリニューアルを完成させたのに続き今回西棟の改装オープンとなった。両棟の店舗運営は大和ハウスグループの大和ハウスリアルティマネジメント(旧大和情報サービス)が担当している。

西棟の核店舗となる無印良品 広島アルパークは東棟から西棟1・2階に移転大増床となり、店舗面積は約8倍にあたる約6100㎡となり世界最大店舗に躍進する。良品計画では無印良品 広島アルパークを西日本初となる、無印良品のほぼ全ての商品とサービスを扱う「生活全部店」と位置づけ、日々の生活を充実させる衣料品や雑貨・食品・化粧品・家具など約7500種類の商品・サービスを展開する他、西日本初となる「まちの保健室」と「空間事業」、「Open MUJI」などにも取り組む。

まちの保健室では衛生用品や軽い運動に適したウエアやシューズ、体をほぐすために役立つオイルなどを中心に、無印良品で展開している商品の販売や、地域の看護師や保健師らによる健康相談、からだの計測など、健康に関するイベントの実施や情報発信及び万一の際の薬の提供などをワンストップで網羅した商品やサービスを提供する。空間事業では家・オフィス・商業施設・公共の4つの分野において企画から考える空間づくりのサービスの展開。Open MUJIでは交流スペースを設け、ワークショップやトークイベント、企画展示などを開催。その他、三温度帯の環境で生産された広島県産の旬の野菜や県産物を用いた加工食品の販売や地元企業と連携した工芸品の販売、未利用資材を活用した家具の開発を手掛ける。

スーパーマーケットの「(仮称)フレスタ アルパーク店」

西棟1階に入るスーパーマーケットの「(仮称)フレスタ アルパーク店」はファミリー層を中心に広範囲から集客できる店舗として、アルパーク店オリジナルの商品を含め、フレスタ最大数の品揃えとする計画。その他、中国地方初登場となるのがアウトドアとライフスタイルを融合したセレクトショップのAlpen Outodoors、広島県初は動物たちとのふれあいやエサやり体験を楽しめるアニマルカフェのMoff animal café、広島県最大店舗となるのが西松屋、中国地方最大店舗がチュチュアンナ。

動物たちとのふれあいやエサやり体験を楽しめるアニマルカフェの「Moff animal café」

なお、アルパークの西棟・東棟を合わせた延床面積は約16万2885㎡(西棟:7万9537㎡、東棟:約8万3338㎡)、店舗面積約5万9396㎡(西棟:約2万8563㎡、東棟:約3万833㎡)、店舗数約140店舗(西棟:約20店舗、東棟:約120店舗)、駐車台数1856台(西棟:969台、東棟887台)。