2021年12月09日

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そごう・西武が“接客しないコート売場” 話しかけられず自由に試せる120着

そごう横浜店の3階のプロモーションスペースに、33ブランドのコートが集う

約120着のコート、話しかけられずに自由に試せます――。そごう・西武が、新しい売り方を始めた。そごう横浜店の3階のプロモーションスペースに2日、レディスとメンズを合わせて33ブランド・約120着のコートを集積。買い方や各ブランドのショップの場所など困った時に話せる社員は配するが、原則として接客はしない。コートを買いたい客は、各ショップを訪れるか、そごう・西武のアプリ「クラブ・オン/ミレニアム アプリ」で決済する。そごう・西武が実施したコートに関するアンケートによれば、9割以上の客が「試着したい」と答えた反面、「接客して欲しくない」が半数にのぼった。それを踏まえ、“試着だけできる売場”を開設。顧客本位の販売に切り替え、新客の獲得や既存顧客の買い替えを狙う。

そごう横浜店に入り、中央エスカレーターに乗って3階まで上がると、正面に縦長の売場が見えてくる。本来はプロモーションスペースだが、2~15日はコートがズラリと並ぶ。レディスは「ディーゼル」や「インディヴィ」、「セオリー」など約80着、メンズは「五大陸」や「ジョゼフ」、「ダーバン」など約40着を数える。テイストなどが似たブランドは近接させ、客が比較しやすくした。入口付近に相談や案内を頼める社員はいるが、他に販売員の姿はない。客は自由に、気軽に、コートを試着できる。

コートには名札のようなPOPを付け、品番からサイズやカラーのバリエーション、特徴、価格までを表示。販売員から説明されなくても、最低限の情報を得られる。QRコードも付けられており、スマートフォンなどで読み取れば、「アウターコレクション」と名付けた特設サイトに移動。コートが色柄や丈、素材、トレンドなどで分けて紹介されており、参考にしやすい。POPの柄には、そごう・西武がクリスマスプロモーションに起用したアーティスト、オートモアイのアートワークを採用。デザイン性に優れ、目を惹く。

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