2025年06月19日

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西武池袋本店、7月9日にリニューアル第1弾 日本最大級の美のテーマパーク

リニューアル後の3階のコスメティックスフロア(イメージ)

そごう・西武は7月9日、西武池袋本店のリニューアルオープン第1弾として、3階のコスメティックスフロアをグランドオープンする。売場面積は1700㎡、新規導入の7ブランドを含む47ブランドが揃う。12月には1階に売場面積270㎡のフレグランスブティックゾーンが誕生予定で、新規導入の9ブランドを含む10ブランドが展開される。両フロアにまたがるコスメフロアは売場面積が改装前の1.4倍となり、日本有数の規模となる。

3階のコスメティックフロアは、「ブティック&ラグジュアリー」「スキンケア」「メイクアップ」「ライフスタイル」の4ゾーンで構成。「グッチ ビューティ」(8月下旬オープン予定)、「ディオール ビューティー」、「バーバリー ビューティ」、「プラダ ビューティ」など7ブランドが新規出店する。9月には「ラ・メゾン・デュ・ショコラ カフェ」がオープンを予定している。

「クレ・ド・ポー ボーテ」専門スタッフによる手入れのイメージ

 客一人ひとりへの丁寧なカウンセリングも特徴で、各ブランドが最新のカウンターを導入する。「エスティ ローダー」「クレ・ド・ポー ボーテ」「ゲラン」「ディオール ビューティー」「ヘレナ ルビンスタイン」「ラ・メール」は、専用のキャビンを併設し、専門スタッフが個々の悩みに合わせたアドバイスを行う。

ブランドを問わず利用できる約50㎡の「ビューティールーム(仮称)」も新設される。個室でのトリートメントやカウンセリング、美容イベントなどが体験できる。

家具や色彩にもこだわった上質な空間の「ビューティールーム(仮称)」

2つのイベントスペースも設置される。1つはラグジュアリーブランドのポップアップショップが展開される63㎡の「NEWS」。世界最新のファッション&ビューティー情報を発信する。もう1つは話題の商品や新製品を紹介する約17㎡の「コスメイベントスペース」。どちらも幅広い世代に訴求し、情報収集や体験の機会創出の場とする。

イベントスペース「NEWS」(イメージ)

12月オープン予定の1階のインターナショナルブティック・フレグランスフロアは、「アクア ディ パルマ」「ゲラン」「ジョー マローン ロンドン」「ディオール オートパフューマリー」「ディプティック」「バイレード」「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」「ブルガリ」「メゾン マルジェラ『レプリカ』フレグランス」「ロエベ パルファム」がブティック形式で店舗を構える。近年若年層におけるフレグランスへの意識が顕著に変化し、「自分を表現するアイテム」になっていることを踏まえた。

1階のインターナショナルブティック・フレグランスフロア(イメージ)

今回のリニューアルオープンでは、プレゼントや専属アーティストによるメイクアドバイスイベントなど41ブランドが約150の限定企画(7月9日オープン時)を開催する。「エレガンス」「サボン」(7月中旬オープン予定)「ジョンマスターオーガニック」「ジルスチュアート」「ラ・メール」「ロクシタン」の6ブランドは、期間限定でリップなどのアイテムに刻印サービスも行う。

同社は全面改装のテーマに「INCLUSION(インクルージョン)」を掲げ、婦人フロアと紳士フロアが分かれていた旧来の伝統的な「デパートメント(区分された)」ストアから脱却を図り、婦人と紳士のカテゴリーを同一の店舗内に展開する。各フロアは、家・建物を意味する「MAISON(メゾン)」を建築デザインコンセプトとし、「クラス感」「洗練」「アート」の要素を取り入れ、ワールドクラスの多彩なブランドショップと上質な内外装で新たな空間を作り出す。

「ラグジュアリー」「コスメ」「デパ地下」を強化する方針を打ち出しており、今年9月には地下1階・2階デパ地下、11月には2・4・6階のインターナショナルブティック、5階のジュエリー・ウォッチ、26年1月以降には地下2階のデパ地下、1階のインターナショナルブティック、7・8階のファッション&グッズ、ライフスタイル、イベントホール、アートギャラリーがオープンする予定だ。当初は今年1月~秋のオープンを予定していたが、諸般の事情で遅れていた。