2025年10月02日

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藤崎、地域共創型店をイオンモール仙台上杉に 卸売と小売の強み生かす3号店

藤崎 

イオンモール仙台上杉に出店する「アルモニーテラス バイ フジサキ ライフ スタイル」のイメージ

藤崎は10月8日、衣料品の卸売りや小売りなどを手掛けるヤマセンとの協業で運営するライフスタイルショップ「アルモニーテラス バイ フジサキ ライフスタイル」の3号店を、イオンモール仙台上杉に出す。名称は「アルモニーテラス イオンモール仙台上杉店」、売場面積は約133㎡で、主に婦人服や服飾雑貨、ビューティー雑貨などを取り扱う。運営主体はヤマセンで、藤崎はディレクションと一部商品の供給を担う。

アルモニーテラスは、藤崎が2020年に立ち上げた地域共創型のショップ。新型コロナウイルス禍を契機に、都内や大手のメーカーからの供給に依存しない、地域循環を目的とする新規事業だ。藤崎には商品調達先の拡充や適正価格、独自のコンテンツやプライベートブランドの創出、ヤマセンには卸売に依存しない直販体制の構築と新しいセグメントでの販路拡大といった狙いもある。

アルモニーテラスは、藤崎とヤマセンがコンセプトから品揃え、店づくりまでゼロからつくり上げる。百貨店が主に扱う“ハレ”の衣料品でなく、いわゆる「ワンマイルウエア」など家の中や近距離の外出などを想定した普段着を揃える。基本的には藤崎が全体のディレクションを、国内外で約250のメーカーと取り引きするヤマセンが商品の調達や販売員の確保を担当する。

イオンモール仙台上杉店は、2020年の「Vie Fujisaki六丁の目店」、24年の「Vie Fujisaki⾧町店」に次ぐ3号店となる。イオンモール仙台上杉店は、メイド・イン・ジャパンに重点を置き、上質な商品を揃える。