2024年12月04日

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ヨドバシ千葉が移転オープン、面積3倍で買い回りやすい売場に

開店時の様子

ヨドバシホールディングスは15日、「ヨドバシマルチメディア千葉」を移転開業した。売場面積は以前より約3倍となる約1万3000㎡で、品揃えも大幅に拡充した。開店前は多くの人が列をなし、営業開始時刻の午前10時から前倒しして同9時45分にオープンした。

開店前から多くの人が並び、関心の高さが窺える

フロア構成は、1階がスマートフォン(携帯電話)、スマートフォンアクセサリー、自転車(試乗コースあり)で、2階がパソコン本体と周辺機器、ゲーム関連用品、ホビーなど。3階がテレビ、オーディオ、カメラ、時計、医薬品、4階が生活家電、理美容、化粧品などを扱う。新たに自転車や医薬品、化粧品を取り扱い、大型家電などの品揃えも拡充した。

パソコン売場

テレビ、カメラ売場

生活家電売場

売場づくりで留意した点は「見通しの良さや、窮屈にならずにお客様がゆっくり買い物できること」と堤康平店長は語る。通路は1m以上の間隔を空け、商品の陳列棚や什器もゆとりを持って配置した。

新店舗はそごう千葉店の別館「ジュンヌ」を改装して入っており、そごう千葉店とは4階の連絡通路でつながっている。堤店長は「(集客や品揃えの面で)お互いに補い合う関係性になれると思っている。一緒に成長していければ」と話す。移転前の店舗はすぐ近くの距離だが、立地上のメリットとして「駅からお店が目に入り、お客様が迷わず来ることができる」とも述べる。

取材に応える堤康平店長。「お客様が並んでいるのを見て、率直に感動した」とコメントした

店内からエレベーターで駐車場へ直接行ける

駐車場の無料サービスはそごう千葉店の買い物でも利用できる。そごう千葉店の集客にも寄与しそうだ

建物の5~17階と屋上は駐車場で、1680台を収容できる。これによって遠方からの集客も見込め、「広く千葉県内、房総半島や銚子エリアのお客様にもお越しいただきたい」(堤店長)。同じく千葉駅前にはビックカメラの「千葉駅前店」もあるが、品揃えや回遊性、利便性などで独自の強みを発揮していく。

(都築いづみ)

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