2021年12月05日

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メリーチョコレート、70周年企画を連打、チョコを楽しむライフスタイルを提案

メリーチョコレートカムパニーは歳暮商戦に向けて、「ファンシーチョコレート」をはじめとしたチョコレートや、オリジナルレシピのミルフィーユ、焼き菓子、伝統のマロングラッセなど多彩なラインナップを揃えた。それらが一度に楽しめる詰合せ「エレガントギフト」も長年の人気商品だ。また同社は10月1日に創業70周年を迎えたことを記念し、特設サイトを開設。チョコレートを楽しむ環境を提案するなど新たな挑戦にも乗り出した。年末に向け、購入者にも商品を知り楽しんでもらうキャンペーンも開催。一層の販売拡大を目指す。

 

おいしいチョコレートとサクサクしたパイのハーモニーが絶妙な「ミルフィーユ」

国産和栗を使用した「ミルフィーユ(和栗)」

今年の注目はミルフィーユだ。サクサクとしたパイとチョコレートのクリームを重ね、さらに外側をチョコレートでコーティングした。チョコレートはオリジナルレシピで、パイとクリームの豊かな味のハーモニーが楽しめる「チョコレート専門店」ならではのミルフィーユだ。カカオの香り豊かなチョコレートクリームをほろ苦いスイートチョコレートでコーティングした「チョコレート」、甘酸っぱいストロベリークリームとまろやかなホワイトチョコレートの組み合わせが絶妙な「ストロベリー」、香ばしいアーモンドジャンドゥヤクリームをサンドし、ミルクチョコレートで包んだ「アーモンド」の3種類の味を展開。女性からの人気が高い逸品だ。

10個入りで価格は1000円

9月からは通常展開している3種のテイストに加えて、季節限定味として、「ミルフィーユ(和栗)」を販売、好評を博している。和栗はサクサクしたパイに、やさしい香りと上品な甘さが特長の国産和栗クリームをサンドし、ミルクチョコレートで包んだ。季節限定商品は非常に好評ということもあり、今後、季節ごとに様々な味のバリエーション展開を予定している。

 

48個入り5000円のアソート。大人が楽しめる味わいを追求した

メリーチョコレートカムパニーの最高峰ブランド「エスプリ ド メリー」は昨年大きく刷新している。ファミリー向けの「ファンシーチョコレート」との差別化を図るため、ターゲットを大人に設定し洋酒を使うなど高級ギフトであるというイメージチェンジを狙った。粒の大きさは、一粒あたりの重さをファンシーチョコレートの倍の12gに設定。同社の大石茂之トップショコラティエが監修し、ウイスキー、ブランディ、ブランディチェリーといったお酒を使用したものや、コーヒー、宇治抹茶、パッションフルーツコンフィチュール&ガナッシュ、チョコレートの味がそのまま楽しめるプレーンなタブレットなど多彩なテイストを揃えた。価格は10個入り1000円~48個入り5000円まで5種類。

メリーチョコレートの店頭では10月下旬から11月にかけて、2200円以上の商品を購入するとミルフィーユやファンシーチョコレート、クッキーなどのサンプルがもらえるキャンペーンを開催。「ギフト用に購入した人もメリーの商品との接点を持つ機会となるようプレゼントした。贈り先との話に花が咲いたり、その後の自家需要にもつながる」(小林香マーケティング本部広報宣伝部部長)と好感触を得た。ここでまいた種をプロパーや歳暮の売上げに結び付け売上げ拡大を狙う。

 

70周年企画の第1弾、チョコに合うお香を発売

チョコレートを楽しむ空間を作り出すお香

70周年を記念し解説したウェブサイト「メリーズラボ」はチョコレートの新たな可能性や楽しみ方の情報発信基地だ。サイト内ではプロダクトの第1弾として、チョコレートをよりおいしく感じるための空間を作り出すお香「カカオベルト」の販売行っている。

カカオベルトイメージ

気分や合わせたいチョコレートによって香りを選ぶのもおすすめ

10月1日にプロダクトの第1弾として発売したのは、お香のセット「カカオベルト」。カカオの有名な4つの産地をイメージしたスティックタイプのお香で、チョコレートを楽しむための空間を演出する。ネーミングはカカオの産地に由来しており、カカオベルトの中でも有名な産地であるベネズエラ、ガーナ、インドネシア、エクアドルをイメージした4種類をセットにした。「ベネズエラ」は仕事や家事の合間にリフレッシュしたいときにおすすめ。果実と澄んだ空気をイメージした香りで、スッキリしたビターなチョコレートが合う。リラックスしたい休日には「ガーナ」。雨や新緑のような甘い香りに、まろやかなミルクチョコレートがピッタリ。「インドネシア」は気分転換できる香り。潮風にスパイスが香る浜辺をイメージ。香ばしいコーヒーチョコレートとの組み合わせが楽しめる。「エクアドル」は1日を頑張ったご褒美に。バラの華やかさや甘い蒸留酒、森の静かな空気をイメージした香りで、フルーティーなチョコレートがくつろぎの時間を演出する。お香20本とお香立て付きで価格は1500円。

カカオベルトは京都で創業して300余年の香老舗 松栄堂と開発した。お香はチョコレートの味を壊さないように、香りによってチョコレートの味が変わるおもしろさを堪能できるように調合した。ウェブサイトではメリーチョコレートのショコラティエ大石氏と松栄堂の調合師藤本氏による対談などを公開している。

ウェブサイト「メリーズ ラボ」は働き方や余暇の過ごし方を変えるように、お菓子にもライフスタイルに合う新たな楽しみ方を提案する。「Chocolate & …」をキーワードとして、空間や美容、料理、ファッションなど暮らしに寄り添ったシーンにチョコレートを掛け合わせたライフスタイルを紹介。今後もプロダクトやコンテンツを継続して提供し、顧客との新たな接点を拡大していく。

 

人気のナッツと自信作の抹茶の生チョコで攻勢

70周年を記念した商品はほかにも展開する。10月1日、「ペカンナッツチョコレート」と「抹茶の生チョコレート」を発売した。

ミルクチョコレートを使ったココアとホワイトチョコレートでコーティングしたキャラメルをセットにした

生活習慣病予防に効果的と言われている不飽和脂肪酸やビタミン、ミネラルが他のナッツより豊富なペカンナッツは、アメリカではピーナッツに次ぎ人気があるナッツ類だ。同社にもリクエストは多く、創業70周年を機に発売することとなった。ココアとキャラメルが詰め合わされており、価格は900円。ココアは、ミルクチョコレートでコーティングして、ココアパウダーをまぶした。カリッとしたナッツにまろやかなミルクチョコレートが絡み合う。キャラメルは、キャラメルパウダーを練りこんだホワイトチョコレートでコーティング。甘みと深いコクが秋にぴったりの味わい。

日本限定バージョンには抹茶パウダーが付く

サロン ド ショコラ パリの様子

「抹茶の生チョコレート」は大石ショコラティエ渾身の一品。メリーチョコレートはフランス ・パリで毎年開催される「サロン・デュ・ショコラ」に20年間、継続して出展しているが、抹茶の生チョコレートのプレゼンテーションには心血を注いできた。フランス人にとって未知の味わいだった抹茶を、チョコレートや酒のバランスを整えて毎年提案し続け、今日の日本の抹茶ブームの先駆け的存在となった。今回発売した日本限定バージョンは、自分の好みで抹茶の濃さが選べる「抹茶」が付いている。オンラインショップ限定での販売で価格は1200円。

同社のEC「メリーチョコレートオンラインショップ」も好調で、売上も伸長している。オンラインショップでは前述の「抹茶の生チョコレート」や、毎年サロン・ド・ショコラ パリで高い評価を得ている「トーキョーチョコレート プレミアムセレクションボックス」(今年はパリでの開催がなかったが、今年から日本でオンライン販売を開始)といったオンライン限定商品や「メリーズラボ」などのコンテンツを強化。また国内生産という強みを生かしたショコラティエ直送ショコラやチョコレートの定期便など独自の取り組みを推進。顧客との接点拡大に注力している。