2024年12月07日

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博多大丸と熊本県が包括連携協定を締結

左から博多大丸の小宅祥広社長、熊本県知事の蒲島郁夫氏、熊本県営業部長兼しあわせ部長のくまモン

博多大丸と熊本県は3月9日、包括連携協定を締結した。博多大丸は九州全体の地域活性化を目指す活動「九州探検隊」の一環として、令和2年7月豪雨以降、復興支援など様々な取り組みを熊本県と行った。同協定によって連携を深め、地域の一層の活性化を目指す。

連携項目と協定に基づく取り組みの内容は、以下の4つ。1つ目が「くまもと県産品の販売促進及び高付加価値化に関すること」で、熊本物産展の開催や地域産品のブラッシュアップなどを通じた、県産品の販売促進・高付加価値化を進める。2つ目が「観光振興・移住定住促進等に関すること」で、熊本県の魅力ある「ひと・もの・こと」などの情報発信によって観光を振興し、移住定住を促進する。

3つ目が「SDGsの達成に向けた連携協力に関すること」で、海洋プラスチックごみ対策などを通じた海洋・海洋資源の保全などによる、SDGs達成に向けた連携協力を行う。4つ目が「その他熊本県の活性化に関すること」で、九州探検隊の活動を通じて地域を活性化させる。

博多大丸の小宅祥広社長は、「福岡県と熊本県は、都市開発や企業誘致など全国的に注目されている地域。隣県でもあることから、相互に協力を深めて九州の魅力を発信していきたい」とコメントした。蒲島郁夫熊本県知事は、「くまモンと一緒に、創造的復興を続ける熊本の魅力を広域に発信してほしい」と期待を寄せた。

連携協定の締結記念イベントとして、6月に令和2年7月豪雨災害の復興支援イベントを行う。人吉球磨地域中心に、熊本県産品の販売や、復興支援パネル展などを実施。ほかにも連携協定に基づく取り組みを協力して推進していく。