2022年08月14日

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2021年11月 東京・大阪地区百貨店売上高

ファッション好調、売上げと入店客数共に2桁伸長

東京地区百貨店(12社・24店)の11月売上高は1285億円余で、前年比(店舗調整後)は10.0%増だった。3カ月連続プラスで、前月(4.9%増)の伸長率を5.1ポイントも上回った。入店客数も13.1%増の2桁伸長を遂げ、2カ月連続増。ただ、前々年(19年)比では売上高が9.7%減、入店客数は26.8%減で、コロナ禍前の水準に戻っておらず、厳しい営業環境が続いている。

3カ月移動平均値は、3~5月63.6%増、4~6月51.3%増、5~7月16.3%増、6~8月1.5%増、7~9月0.4%増、8~10月0.7%減、9~11月5.6%増。8月以降、一時的にマイナス基調に陥ったものの、再びプラスに転じている。

売上高のうち店頭(構成比90.2%)は8.3%増となり、前月(6.8%増)の伸長率を上回り、3カ月連続増。非店頭は28.1%増となり、前月(12.3%減)からV字回復をみせ、8カ月ぶりにプラスに転じた。

商品別では、前月に続き主要5品目がすべてプラス。衣料品(12.4%増)、身のまわり品(16.4%増)、雑貨(14.8%増)がいずれも2桁伸長。外出機会の増加に伴い、ファッション全般が好調だった。衣料品はビジネスやフォーマルの買い替え需要、気温低下によるコートなどの重衣料や防寒アイテムが好調で、紳士服が4カ月ぶりにプラスに転じた。

身のまわり品(16.4%増)は、引き続き好調なラグジュアリーブランドに加え、外出や出勤、旅行など人の移動が活発化したことで、ブーツやパンプス、ビジネスシューズが好調。ブライダルやクリスマス需要でアクセサリーも堅調だった。雑貨(14.8%増)では、美術・宝飾・貴金属が前月の2桁伸長(17.1%増)をさらに上回る32.8%増で牽引し、10カ月連続増だった。

食料品(5.8%増)は、前月と同様に菓子(18.8%増)と惣菜(8.8%増)が牽引し、共に9カ月連続増。菓子では手土産需要が回復し、クリスマスケーキの予約はECを中心に前年を上回る勢いだった。歳暮はECが伸長したが、店頭のギフトセンターとの合算では、ほぼ前年並みで推移した。

なお、1月から11月まで累計売上高前年比は6.6%増で、前々年比では26.2%減。コロナ禍前の「8掛け」に届いていない復調度。主要5品目では、衣料品が2.9%増(前々年比35.8%減)、身のまわり品が7.8%増(同28.2%減)、雑貨が14.6%増(同27.9%減)、家庭用品が2.0%増(同14.3%減)、食料品が7.7%増(同12.2%減)となっている。