2021年10月21日

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新生・阪神梅田本店、「毎日が幸せになるファンコミュニティ型百貨店」10月8日に船出

新生・阪神梅田本店のシンボルフロアの1階。全く新しい食の体験スペース「食祭テラス」(330平米)

阪神梅田本店が約7年に亘り営業を継続しながら進めてきた建て替えプロジェクトが10月8日に先行オープンした。ストアコンセプトは「毎日が幸せになる百貨店」で、「自分充足志向の価値観」にフォーカスして、これまでの「阪神らしさ」を大切にしながらマーケットの変化に応じて、日常や暮らしの豊かさとその本質の価値を提供していく新しい百貨店づくりに挑戦している。

新生・阪神梅田本店は、「お客様の『毎日の幸せ』がきっと見つかる、ライフスタイルや嗜好性で編集した」というフロア構成を具現化しており、大都市百貨店の基幹店で展開されている特選ブティックを揃えていない。さらに、著名な大型専門店も「無印良品」(12月オープン予定)のみで、昨今の百貨店改装の潮流であるテナント化とも一線を画す。この点では地方都市や郊外立地の百貨店の参考にもなろう。

新しい百貨店づくりの要諦は以下の3項目で、換言すると「阪神梅田本店ならではの価値提供」だ。1つ目が同店の強みである「食の阪神の魅力の最大化」、2つ目が「対象顧客が好むスモールマスマーケットを捉えた共感型コンテンツの開発と新しい体験価値」、そして3つ目が「OMOで実現するファンコミュニティの創造」である。いわば「オンラインでもオフラインでもお客様と共にコンテンツの魅力を発見、発信して、コミュニケーションを深めながら買物ができる、毎日が幸せになるファンコミュニティ型百貨店」(阪急阪神百貨店山口俊比古社長)を目指している。

10月8日の先行開業部分は、売場面積約5万3000平米のうち89%の4万7000平米(一部12月完成)で、来春に地下1階の「阪神食品館」が完成して、フルオープンする。「食の阪神の魅力の最大化」は面積規模にも表れている。グランドオープン時の地下2階から地上9階までの11フロアのうち食関連は地下2階、地下1階、1階、9階の4フロア構成となり、合計の売場面積は1万8000平米で、全館の約34%を占める。建て替え前の14年と比較すると約1.4倍(38%増)も広げた。

365日パンを楽しめる売場を目指す「パンテラス」(1階)

全国のおやつ好きの聖地「おやつテラス」(1階)

日本茶・ティー・コーヒー・専門店ワールド(1階、写真は英国の老舗紅茶商「リントンズ」の世界初の常設ショップ)

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