2026年1月 全国百貨店売上高
国内が好調に推移し、インバウンド減をカバー

日本百貨店協会が調査した全国百貨店(70社・176店)の1月売上高は4915億円余、前年比(店舗調整後)は2.3%増で、2カ月ぶりにプラスとなった。入店客数は1.6%増と4カ月連続で前年を上回った。国内客の売上げが好調に推移し、インバウンドの売上げ減少分をカバーした。ラグジュアリーブランドや時計、宝飾品などが売上げをけん引したほか、各社企画の外商顧客向け催事やイベントも売上げと集客に寄与した。初商は26年も一部店舗で年始の休業日増による後ろ倒しを実施したが、食品を中心に盛況だった。
インバウンドの売上高は、春節休暇の月ズレ(25年は1月28日~2月4日、26年は2月15~23日)や、中国の訪日渡航自粛要請による航空便数減少などから、501億円(19.1%減)、購買客数は46.8万人(21.0%減)で、ともに3カ月連続でマイナスとなった。
インバウンドを除いた国内市場は、ラグジュアリーブランドや宝飾品などの高額品が好調だったことから前月より4.9ポイントアップし、5.5%増(シェア89.8%)と6カ月連続でプラスだった。10都市は、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡の8地区がプラスとなり、7.2%増と6カ月連続でプラスだった。10都市以外も0.1%増と3カ月ぶりにプラスに転じた。
インバウンドと国内を合わせた地区別は、10都市では札幌を除いた9地区がプラスだった。高付加価値商材や婦人服・洋品、菓子が好調に推移し、札幌は前年の高伸の反動でマイナスだった。10都市以外の7地区では関東、近畿、四国の3地区がプラスだった。美術・宝飾・貴金属は2桁増だった。
商品別では、主要5品目のうち、身の回り品、雑貨、食品の3品目がプラスだった。主力の衣料品は、紳士服、子供服は苦戦するも、婦人服は気温低下に伴いコートなどの重衣料やニット、セーターといった防寒アイテムが稼働した。時計、宝飾品は一部ブランドの価格改定前の駆け込み需要もあり、好調に推移した。化粧品も同様に、一部ブランドで価格改定前の駆け込みが見られた。食品は生鮮食品が22カ月連続減と苦戦が続くが、菓子は手土産のほか、中旬からのバレンタイン催事が活況で高伸した。
