2026年1月 東京・大阪地区百貨店売上高
インバウンドが2桁減も、国内が6.0%増と好調

日本百貨店協会の調査によれば、東京地区百貨店(12社・22店)の売上高は1456億円余で、前年比(店舗調整後)は2.0%増と3カ月ぶりにプラスとなった。インバウンド売上げは、中国の訪日渡航自粛要請や春節期間のズレなどの影響から2桁減となったが、国内売上げが6.0%増と好調に推移し、減少分をカバーした。ラグジュアリーブランドや時計、宝飾品といった高額品が高伸し、売上げ全体をけん引した。
3カ月移動平均値は、直近の11~1月が0.5%増、10~12月が0.9%増、9~11月が1.9%増、8~10月が1.4%増、7~9月が3.7%減、6~8月が8.1%減だった。
商品別では、主要5品目は雑貨(9.0%増)、食品(4.1%増)、衣料品(1.0%増)がプラスとなった。細分類では、婦人服・洋品が5カ月連続、美術・宝飾・貴金属、菓子、惣菜が6カ月連続、化粧品が4カ月ぶりにプラスとなった。紳士服・洋品が2カ月連続、生鮮食品が22カ月連続でマイナスとなった。
衣料品(1.0%増)は、婦人服はコートやセーターなどの冬物商材が好調に推移した。紳士服はスーツなどのビジネスアイテムが買い替えニーズが弱く低調だった。クリアランスは規模縮小傾向もあり、セール商品は振るわなかったが、プロパー商品は堅調だった。初商の福袋は、実需重視で寝装具やパジャマなどが好調だった。
身の回り品(4.7%減)は、ラグジュアリーブランドの一部ブランドで価格改定前の駆け込み需要があり、国内客を中心に伸長した。婦人靴はブーツが低調だったが、長く履けるスニーカーなどのカジュアルシューズは好調だった。
雑貨(9.0%増)は、宝飾品、時計などの高額品や化粧品の一部ブランドの価格改定前の駆け込み需要により、全体で9.0%増と高伸した。美術・宝飾・貴金属は16.3%増と2桁伸長した。化粧品は国内客の売上げが好調に推移し、4カ月ぶりにプラスに転換した。
食品(4.1%増)は、初商の福袋や年始の手土産、バレンタイン催事などが盛況で3カ月ぶりにプラスだった。年々展開時期が早まるバレンタイン商戦は、ECのほか、店頭での限定品販売やイートインといったの各社施策が奏功し、菓子全体の売上げを押し上げた。