松屋、リカバリーウエアや磁器ネックレスが好調　高まる健康志向が追い風に

松屋銀座店で、リカバリーウエアと磁気ネックレスが売れている。6階のゴルフ・スポーツ売場全体の売上高は前年並み（2024年10月～25年9月）で推移しているのに対し、リカバリーウエアブランド「べネクス」は80％増、磁気ネックレスとリカバリーウエアの「コラントッテ」は25％増と大きく伸長した。最近は作業服大手のワークマンがリカバリーウエアに参入するなど、健康志向は高まる一方で、その受け皿となっているもようだ。

コラントッテは1997年創業の医療機器メーカーで、コリを緩和する効果・効能があると認証を取得した磁気ネックレスやリカバリーウエアを販売している。最近は普通のアクセサリーのような外見の磁気ネックレスも展開し、幅広い年齢層から人気を博している。好調な理由の1つに、スポーツ選手とのサポート契約がある。同社は多くの選手と契約しており、売場には「●●選手と同じものをください」と言う若年層も来るという。

19日には「コラントッテ」が小祝さくら選手のトークショーを開催した

コラントッテは12月19日、松屋の協力のもと、契約選手であるプロゴルファー・小祝さくらさんのトークイベントを開催した。小祝選手は今年、左手首の手術で長期離脱していた。来シーズンの意気込みは「初心」として、「今年はケガをして、初心に戻る感覚があった。来年は初心を持って一から頑張りたい」と語った。コラントッテについては「とにかく軽いので、付けているのを忘れるくらい。スポーツにはぴったりです」と述べた。

（都築いづみ）