2024年10月12日

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大丸須磨店、3月に第2期改装オープン 地域密着のテナント誘致

大丸須磨店は、2021年3月24日に第2期改装オープンする。今年3月に1階と2階を中心とした第1期改装を実施したが、第2期は4階の図書館を中心とした売場を再編し、3階にリビングやサービスのテナントを導入。幅広い世代への対応を強化する。2段階の改装で百貨店カテゴリーを圧縮・効率化し、新たな郊外店モデルへと生まれ変わる。

神戸市立名谷図書館のキッズコーナーイメージ

4階は神戸市立名谷図書館をはじめ、進学塾「久保田学園主催 河合塾マナビス」やこども向け英会話の「セイハ英語学院」、「喫茶マドラグ」を誘致。学びや癒しを提案するフロアが誕生する。地域コミュニティの交流の場である図書館と連携し、同店が立地する名谷エリア全体の活性化にも繋げる意向だ。

神戸市立名谷図書館のエントランスイメージ

3階は第1期改装で導入した「美容・健康」を扱うテナントに加え、リビングゾーンやリラクゼーション、歯科などの暮らしにまつわるテナントを揃える。アイウェアの「メガネのオクルス」、自然派化粧品の「ハウスオブローゼ」、寝具やタオルを扱う「ねむりのアトリエ&タオル美術館」、キッチン雑貨の「アドキッチン」、アンティーク雑貨の「ケリーズリビング」、香りや仏具にまつわる「癒しの空間」は既に今年10月に先行オープンした。21年3月のオープンではリラクゼーションの「ナチュラルガーデン」、「佐々木歯科」が入る。

大丸須磨店は今年3月15日の開業40周年を記念し、新ストアコンセプト「須磨の暮らしの真ん中に。『地域共生百貨店』」を掲げ、名谷近郊エリアの客に寄り添い、地域と共に歩み続ける百貨店を目指して改装に着手。第1期改装では1階の食品売場に惣菜の新ショップやイートインスペースを導入し、需要の高い食カテゴリーを強化。2階のファッション・雑貨売場は3階からの婦人服の移設も含めて再編した。3階はヘアサロン「パーティ」や「ほけんの窓口」などの地域に根付いたテナントを導入した。