2024年04月27日

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所沢駅西口開発計画、11のキーテナントが決定

今秋開業する「所沢駅西口開発計画」。約150店舗が集積される(株式会社エスエス提供の航空写真)

今秋開業を予定する「所沢駅西口開発計画」で、11のキーテナントが決定した。最新鋭設備のシネマコンプレックスをはじめ、所沢市内初出店(10店舗)や西武鉄道沿線において西武グループが運営する商業施設への初出店(9店舗)が登場する。

同計画は、西武鉄道所沢車両工場跡地を含む周辺一帯で進められている「所沢駅西口土地区画整理事業」地区内において、西武リアルティソリューションズと住友商事が共同で取り組む。施設は地上7階、延床面積約12万9000㎡、店舗面積約4万3000㎡。商業フロアとなる4層に約150のテナントが入り、約1700台の駐車場を併設させた大型商業施設を完成させる事業だ。

最新設備を完備したシネマコンプレックスが登場する(画像はイメージ)

大型商業施設は都市と郊外の2つの魅力を享受できる「所沢スタイル」を創造・発信する拠点を目指す。新しい体験・体感を提供し、多彩なイベントに対応するスペースや新たな交流をもたらす広場空間が設けられる。西武鉄道沿線の居住者をはじめ、子育てファミリーからアクティブシニアまで幅広い世代に対応した「マルチターゲット×マルチオケージョン戦略」により、映画館、ファッション、雑貨、飲食、エンターテインメントなど多様な店舗を集積。フロアごとにコンセプトを設定し、それぞれにマッチしたテナントで構成する。

出店が決まった店舗(23年12月14日時点)は、1階が「サミットストア」と「ニコアンド」、2階が「H&M」「ドットエスティ」「アクタス」、3階が「アカチャンホンポ」「スポーツデポ」「ジュンク堂」「ノジマ」、4階がシネマコンプレックス(店名未定)と「ナムコ」。

(塚井明彦)