2024年12月04日

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東武池袋本店、バレンタインは過去最大規模に

1月5日に行われたメディア向け展示会の様子

東武百貨店池袋本店は今年のバレンタイン催事「ショコラマルシェ」を、過去最大の規模で展開する。昨年より17ブランド増やした、計92ブランドを集積。昨年の催事の売上高は前年比34%プラス、コロナ禍前と比べても約10%プラスと過去最高を更新し、需要が高まっていると判断した。今年は前年比8%プラスを目指す。期間は1月31日~2月14日。

昨年の好成績について、担当者は「バレンタイン市場全体の拡大や、ショコラマルシェの品揃えの充実に加え、店頭で買い物を楽しみたい“リベンジ消費”が大きかったようだ」と分析する。「店頭でバレンタインを楽しみたい」ニーズは現在も続いているとにらみ、今年はイートイン・実演ブランドをはじめ品揃えを大きく拡充した。8階催事場の催事スペースも昨年より約10坪広げ、約320坪にする。

イートイン・実演ブランドは2ブランド増の計7ブランドを揃える。「&アールグレイ」の「究極の1mmジェラート『チョコモンブラン』」や「ル・ショコラ・アラン・デュカス」の「ソフトクリーム・ショコラ・ヘーゼルナッツ」が初登場する。イートインスペースも会場の入口付近に1カ所増設し、計2カ所で展開する。

自分への“ご褒美チョコ”としては、有名ブランドの本格チョコレート、素材にこだわったヘルシーでサステナブルな商品を打ち出す。日本ではバレンタインシーズンのみ展開する「ヴァンデンダー」の「プラリネドームショコラ」、自社・契約カカオ農園のグレードが高い豆だけを使用した「ココディー」の「Night Cacao<生チョコレート スパイスMix>」などを販売する。

新型コロナウイルス感染症が5類へ移行し、集いの機会が増えることから、ギフトや手土産の需要も高まると予想。華やかなパッケージの映えるチョコ、手土産向きのチョコ系スイーツを用意する。「花と酒とチョコレート」の「プレザントデーブック」、「キョウカフェチャチャ」の「バレンタイン限定ボックス」などが揃う。

自社ECサイト「東武オンラインショッピング」でも特設ページを設け、商品を販売する。期間は12月26日~2月14日午前8時。ウェブ限定品は昨年より数を増やし、売上げの伸長を狙う。

(都築いづみ)