2024年07月14日

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京王電鉄、商業施設運営を分社化 承継会社と京王百貨店の統合も検討へ

2棟の高層ビルの建設などを予定する新宿駅西南口地区開発計画を見据え、事業を再編する

京王電鉄は12月27日、ショッピングセンター事業および不動産賃貸業の一部を分社化し、今年4月1日に新設する完全子会社「京王SCクリエイション」に簡易吸収分割で事業承継させると発表した。効力発生日は7月1日。京王百貨店新宿店の建て替え時期に当たる30年頃を目途に、京王百貨店と京王SCクリエイションを統合する方針も明かした。新宿駅西南口地区開発計画をはじめとする大規模開発を見据え、事業の効率化を急ぐ。

京王SCクリエイションには、京王電鉄のSC営業部、京王地下駐車場、京王不動産に分散している商業施設運営事業を集約する。「業務効率化を図るとともに、専門的な人材の確保と育成、運営ノウハウの集積の実現を目指す」(京王電鉄)という。資本金は2億円で、社長には京王電鉄の古屋圭子執行役員が就く。

再編の理由について、京王電鉄は「EC市場の拡大に伴う購買行動の変化などにより事業環境は急速に変化しており、今後予定されている新宿駅西南口地区開発計画などの大規模開発を見据え、これまで以上にスピード感を持って諸課題に対応し、競争力、収益力の向上に取り組むため」と説明した。京王百貨店と京王SCクリエイションの統合についての詳細は未定で、今後具体的な検討を進めるという。

(野間智朗)