2024年05月20日

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外出需要で春物衣料雑貨が良好

大手百貨店4社の4月売上高は、全て前年比でプラスとなった。伸び率が高い順は大丸松坂屋百貨店が15.7%増、三越伊勢丹が14.9%増、阪急阪神百貨店が12.9%増、高島屋が7.6%増。気温の上昇によって、半袖やサンダルなど夏物の衣料雑貨が伸長した。

三越伊勢丹は、法人外商事業やEC事業、小型店舗を含む伊勢丹新宿本店、同じく三越日本橋本店、三越銀座店、伊勢丹立川店、伊勢丹浦和店の合計が18.8%増、地域事業会社の合計が8.1%増、全体で14.9%増。同社によれば「継続して高付加価値な商品への購買意欲が高く、宝飾、ハンドバッグ、財布が特に好調で売上げをけん引している。外出機会の増加に伴いオケージョンアイテムやリゾートアイテムなどへの関心が高かった。独自性のあるイベントや催事も売上げを押し上げる要因につながった」という。

商品別では、身の回り品(27.0%増)、食堂・喫茶(25.3%増)、紳士服・洋品(21.5%増)、婦人服・洋品(20.3%増)、雑貨(16.9%増)は2桁増のプラスだった。

大丸松坂屋百貨店は、直営店の合計が19.2%増、法人・本社等が28.4%減、関係百貨店の博多大丸と高知大丸を含めた百貨店事業の合計が15.7%増と4カ月連続で2桁増と好調だ。前年比では東京店(38.8%増)と心斎橋店(37.6%増)が大きく高伸した。入店客数は百貨店事業合計が21.9%増だった。

商品別では家具(3.0%減)、その他(22.2%減)を除いて全てプラス。中でも家電(51.2%増)が大きく伸びた。婦人服・洋品はジャケットやワンピースの売れ行きが良く、ラグジュアリーブランドも好調を持続している。身の回り品はハンドバッグやスニーカー、サンダルなどが売上げを伸ばした。雑貨は化粧品がメイクアイテムを中心に大幅増。食料品は土産需要などで菓子が好調だった。

高島屋の7.9%増には法人事業(21.4%減)やクロスメディア事業(14.5%減)が含まれており、それらを除くと7.6%増。店舗別では、泉北店(1.1%減)、堺店(1.7%減)、大宮店(13.2%減)を除いた店舗がプラス。中でも、日本橋店(11.6%増)、大阪店(16.0%増)、京都店(16.1%増)、新宿店(20.9%増)は2桁増だった。継続してラグジュアリーブランドが好調を維持し、気温の上昇に伴い春夏物の衣料雑貨にも動きがみえ、免税売上高の伸長もあって前年を上回った。免税売上高は176.8%増とプラスを継続し、コロナ禍前の19年比では33.2%減。入店客数は0.9%増と伸び率は鈍化しているが、依然としてプラス基調が続く。

商品別では、メインカテゴリーの衣料品(14.7%増)、食堂・喫茶(15.4%増)、その他(16.3%増)、身の回り品(20.1%増)は2桁増のプラス。衣料品のその他(23.2%増)や家庭用品のその他(1.2%増)やサービス(4.1%増)などは前月からプラスに回復している。

阪急阪神百貨店は、阪急うめだ本店が16.6%増、阪神梅田本店が0.3%減、支店の合計が12.3%増、全店合計が12.9%増。支店では宝塚阪急(0.6%減)、阪神・にしのみや(4.7%減)を除き全てプラス。中でも神戸阪急(21.9%増)、阪急メンズ東京(22.8%増)、博多阪急(22.9%増)が2桁増だった。入店客数は全店計で10.6%増。

商品別は、サービス(0.1%減)、その他衣料(5.4%減)を除いて全てプラス。その他(19.1%増)、身の回り品(22.3%増)、家庭用品(22.6%増)と続き、衣料品では紳士服・洋品(19.4%増)が最も伸びた。

(北田幹太)