2022年07月07日

パスワード

購読会員記事

角川文化振興財団、日本初の体験型ゴッホ展

「ところざわサクラタウン」の「角川武蔵野ミュージアム」の1階で開催中

公益財団法人 角川文化振興財団は「ところざわサクラタウン」の「角川武蔵野ミュージアム」の1階グランドギャラリーで、巨大映像空間へ没入する360度体感型デジタル劇場「ファン・ゴッホ ―僕には世界がこう見える―」(6月18日~11月27日)の展覧会を開催中だ。1100㎡以上の巨大空間を余すことなく映像と音楽で包み込む、体験型デジタルアート劇場の第1弾として開催された「浮世絵劇場 from Paris」は、全く新しい映像体験として注目され好評を博した。今回は日本初の体験型ゴッホ展で、360度体験型デジタル劇場の第2弾だ。

日本でも有名な西洋画家のフィンセント・ファン・ゴッホは、「ひまわり」をはじめ「黄色い家(アルルのゴッホの家、ラマルティーヌ広場)」、「アルルの寝室」、「糸杉」、「自画像」、「星月夜」などの作品を残した。浮世絵と日本への憧れ、南仏でのゴーギャンとの共同生活、悲劇的な最期など、その波乱万丈な人生も広く知られる。作品は生前に評価されず、死後に注目されて絵画の歴史を大きく変えた。

6月18日に始まった第2弾の日本初の体験型ゴッホ展は、ファン・ゴッホが見た世界を追体験する体験型デジタルアート展。会場の壁と床360度に投影された映像と音楽で、ゴッホが見た世界を再現しながら、情熱的な画家の人生を辿る。

躍動する力強い筆致に注目し、大胆な色彩を再現した映像は、温かい色味から時に陰鬱な色合いに変化していく。同展の鑑賞の仕方に決まりはない。自由に歩き回り、時には立ち止まり、時にハンモックに揺られながら楽しめる。

会場にはハンモックを設置

同展は8幕からなり、第1幕では母国オランダの単調な風景の中で「若き日のゴッホ」を振り返る。第2幕の「自然」では、1888年にアルルで描かれた7点のひまわりが会場全体を埋め尽くす。第3幕の「パリ時代」では、パリで印象派、象徴主義、点描画の画家達や日本美術に触れたゴッホの明るい作品が登場。第4幕の「アルル」では、1888年10月に描かれた伝説的な「ファン・ゴッホの寝室」、「アルルの寝室」に踏み入れる。

「オリーブの木と糸杉」の第5幕では、ゴッホが繰り返し取り上げた主題、オリーブの木と糸杉が目に飛び込んでくる。第6幕の「サン=レミ」では病院から見える夜の風景を描き出し、第7幕の「オーヴェールの平野」ではゴッホの描く雄大な風景の中に向かう。第8幕「エピローグ」では春を告げるアーモンドの花が咲き誇り、色とりどりの花が次々と広がっていく。

また、映像の後の第2会場では「知っているようで知らないゴッホの生涯」を年表と手紙を基に辿る展示を開いている。

チケットの価格は、オンラインで一般(大学生以上)2200円、中高生1800円、小学生1100円、未就学児は無料。当日の窓口は一般(大学生以上)2400円、中高生2000円、小学生1300円、未就学児は無料。