2022年08月14日

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ファーストキッチン、顔認証決済の実証実験を開始 支払いの利便性向上

店内のセルフレジで注文時に、顔をかざすだけで決済ができる

ファーストキッチンは、顔認証決済の実証実験を開始した。会計の利便性の向上や、コロナ禍における安心・安全な環境の提供を目指す。将来的には、客の好みや行動パターンに応じたメニューの提案やクーポンの発行などを行い、顧客満足度を高めたい考え。12月1日から「ウェンディーズ・ファーストキッチン 赤坂見附店」で、15日から「ウェンディーズ・ファーストキッチン 渋谷センター街店」、「ファーストキッチン 自由が丘店」を加えた3店で行う。期間は来年2月28日まで。

決済はクレジットカード、または同社のハウスカード「マイファーストカード」が使用できる。顔写真をあらかじめ専用ウェブサイトで登録したうえ、商品注文時にセルフレジの専用端末に顔をかざして支払いを行う。速やかな会計でセルフレジでの注文を効率化すると同時に接触機会を減らし、コロナ禍における安全、安心な環境をつくる。

実験は、1日からは関係者限定で赤坂見附店でスタート。15日からは 渋谷センター街店、自由が丘店も加え、また一般客も利用が可能とした。期間中は専用クーポンを発行し、利用を促進する。

決済の効率化や安心・安全の確保だけでなく、収集したデータを営業にも用いる。カメラデバイスの映像から客の特徴を示すデータ(個人識別符号)を即座に抽出し、来店履歴、購買履歴、推定される年代、性別を紐付けて取得。セルフレジサービス改善のためのデータ分析に活用する。個人情報の保護のため、カメラデバイスの映像はデータの抽出後に即時破棄し、個人識別符号も、実験期間の後に廃棄する。

代表取締役社長の紫関修氏は、「現在行っているのは第1フェーズで、第2フェーズでは1人1人に応じたサービスを提供したい」と展望を語る。例えば、客のアレルギーや好みなどのデータを掌握し、具材を増やしたり抜いたりするカスタマイズのオーダーを簡単にするといった仕組みを考えているという。