2022年07月04日

パスワード

購読会員記事

百貨店のランドセル販売、進むデジタルシフト

PCの向こうの顧客にランドセルの説明をする子供営業部の古山円香さん

小学校1年生にあたる6歳の人口は近年約100万人で推移している。コロナ禍でインバウンドもないことから、ランドセル業界はこの100万人の市場で競い合うこととなる。少子化が進み、1年生の数は減少傾向だ。一方で商品の高価格化が進み市場規模は拡大しているという。ランドセル業界では近年、受注の早期化が加速している。5年ほど前までは受注のピークは8月だった。現在もピーク月は変わらないがピーク前の4~7月に購入する人の割合が増えている。

そんな「ラン活」もコロナで状況は一変した。特に3~5月にかけては、百貨店も臨時休業を余儀なくされたため、各社とも売上げは低迷。ECでの受注も受け付けていたが、やはり実物を見て、試着して買いたいというニーズは高く「2020年の売上げのピークは店舗の営業が再開した6月」(高島屋)だった。

2021年も続くコロナ禍。三越伊勢丹はZoomやLINEを活用した接客を採用し、高島屋はラン活で重要な情報収集にYoutubeを活用するなどデジタル化を進める。


「高島屋」講座をYouTube配信、ランドセル選びのポイントを紹介

高島屋は昨年、売上げに占めるEC率が大きく伸長。一昨年比で倍近くの約15%になった。今年は「20%前後まで伸ばしていきたい」(高島屋MD本部リビング・サービス・子供・ホビー部課長バイヤー野中直人氏)考えだ。

野中バイヤー自らYouTubeに登場しランドセルについて解説している

そんな高島屋は今年からYouTubeでの動画配信を始めた。これは今まで各店の店頭で行っていたランドセルの選び方講座をオンライン化したもの。コロナ以前は集合で行っていたものの開催が難しくなり転換したが、なかなか好評だ。今まで各店のランドセルアドバイザーが行っていたが、オンラインにすることにより、全国で同じクオリティの動画が見られるようになった。

この記事の全文を読むためには、購読手続きが必要になります。
すでに購読済のユーザーは以下からログインし、引き続きお楽しみ下さい。