百貨店大手の2024年度第1四半期決算が出揃った。三越伊勢丹ホールディングス、Jフロント リテイリング、高島屋、エイチ・ツー・オー リテイリングの大手4社は増収増益を達成。インバウンドが売上げをけん引し、国内売上げも堅調に推移した。これを受け、4社は通期業績予想を上方修正している。 三越伊勢丹、営業利益が過去最高へ 三越伊勢丹ホールディングス(4・・・
百貨店大手の2024年度第1四半期決算が出揃った。三越伊勢丹ホールディングス、Jフロント リテイリング、高島屋、エイチ・ツー・オー リテイリングの大手4社は増収増益を達成。インバウンドが売上げをけん引し、国内売上げも堅調に推移した。これを受け、4社は通期業績予想を上方修正している。 三越伊勢丹、営業利益が過去最高へ 三越伊勢丹ホールディングス(4・・・
三越伊勢丹グループの三越伊勢丹イノベーションズは、家族に財産の管理を任せる「家族信託」のサービスを手掛けるファミトラに出資したと発表した。ファミトラのビジネスモデルや今後の成長性に加え、三越伊勢丹グループとの事業連携によるシナジーが高いと考えた。 家族信託は、本人の判断能力があるうちに財産管理を託すことで、認知症などにより判断能力が低下した後でも柔軟な・・・
外出機運が高まり、催事・盛夏アイテムが好調 日本百貨店協会が調査した全国百貨店(71社・177店)の6月売上高は5018億円余で、前年比(店舗調整後)は140%増、2019年比でも82%増と、新型コロナウィルス禍前を超えるプラス基調が継続している。入店客数は前月より44ポイント上昇し64%増となり、28カ月連続でプラスだった。 平年より遅・・・
「大阪地区主要百貨店店長パネルディスカッション」(ストアーズ社主催)を7月1日(月)に開催した(ホテル日航大阪)。髙島屋大阪店、阪急うめだ本店、あべのハルカス近鉄本店、阪神梅田本店、大丸心斎橋店(発言順)の店長を招いて、「百貨店の本領発揮と進化の要諦」をテーマに、短期・中長期視点でポイントとなる戦略・戦術を語っていただいた。 それぞれ前半と後半に分けて発言・・・
注)文章は全て百貨店の発表によるもの 高島屋 大阪店 137 堺店 ▲43 京都店 ※1 144 泉北店 ▲60 日本橋店 62 横浜店 45 新宿店 123 玉川店 ▲21 大宮店 ▲76 柏店 ※1 ▲90 ㈱高島屋・・・
ながの東急百貨店は8月1日付でトップを交代し、中村宏取締役が社長に就く。平石直哉社長は退任する。同社は「今後の事業環境の変化に対応すべく、より地域密着な事業活動の推進と強固な企業基盤の確立を目指す」とした。 中村宏(なかむら・ひろし)氏略歴 1963年3月18日生まれ、61歳。東京都出身。 1985年3月成城大経済学部卒 1985年4・・・
衣料品や身のまわり品、雑貨が好調 大手百貨店4社の6月売上高はいずれもプラスで、阪急阪神百貨店が271%増、大丸松坂屋百貨店が204%増、三越伊勢丹が178%増、高島屋が172%増となった。インバウンド需要が高いラグジュアリーブランドのアクセサリーやハンドバッグが引き続き好調だった。デザイナーズブランドの衣料品も伸長した。パラソルやサン・・・
Jフロント リテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店(以下、大丸松坂屋)は22日、心斎橋共同センタービルディング(以下、SCB社)の発行済普通株式の426%を取得し、連結子会社とすることを発表した。ならびに大丸松坂屋が三信との間で、株式譲渡契約を締結することも発表した。 SCB社からの株式譲渡は2回に分けて行う。1回目は今年7月31日、2回目は1年後の202・・・
注)文章は全て百貨店の発表によるもの 高島屋 大阪店 259 堺店 ▲08 京都店 ※1 242 泉北店 27 日本橋店 190 横浜店 109 新宿店 228 玉川店 86 大宮店 ▲05 柏店 ※1 16 ㈱高島屋 ・・・
インバウンドが3カ月連続で過去最高を更新、食料品は微減 日本百貨店協会が調査した全国百貨店(71社・177店)の5月売上高は4692億円余で、前年比(店舗調整後)は144%増、入店客数20%増となり、27カ月連続でプラスだった。2019年比でも89%増と、新型コロナウィルス禍前を超えている。 円安を追い風にインバウンドは増勢が続き、ラグジ・・・
夏物衣料が稼働、高額品の駆け込み需要も 日本百貨店協会の調査によれば、東京地区百貨店(12社・22店)の5月売上高は1414億円余だった。前年比(店舗調整後)は173%増と33カ月連続でプラス、入店客数は28%増の17カ月連続プラスとなった。引き続きインバウンドが好調で全体をけん引したほか、各社企画のイベントや物産催事も寄与した。2019年比でも1・・・
インバウンドの好調が継続、食品は鈍化 大手百貨店4社の5月売上高はいずれもプラスで、阪急阪神百貨店が290%増、大丸松坂屋百貨店が214%増、高島屋が201%増、三越伊勢丹が167%増となった。インバウンド需要の高いラグジュアリーブランドのアクセサリーやハンドバッグ、UV対策商品のサングラスなど身の回り品が好調に推移した。気温の上昇に伴・・・