2024年05月04日

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西武RS、賃貸ユニットハウスを新設

4月から入居開始となる「エミキューブ桜台Ⅱ」(完成イメージ)

西武リアルティソリューションズは、働き方の変化や住まいの新たなニーズの受け皿となる賃貸ユニットハウス「エミキューブ」を新設する。場所は西武グループの所有地である西武鉄道池袋線桜台駅と練馬駅の間で、3月下旬に竣工。「エミキューブ桜台Ⅱ」の名称で、4月の入居開始を予定する。

「エミキューブ石神井公園」の賃貸ユニットハウス。開放的な遊歩道に配置されている

西武RSは、新たなライフスタイルに対応する事業を推進。目的に合わせて自分らしい空間を演出できる賃貸ユニットハウスのエミキューブ、多種多様な趣味の世界を満喫できる住まいを事業コンセプトにした賃貸ガレージハウスの「エミベース」、西武グループの遊休地を有効活用して誕生した貸農園「エミファーム」、線路高架下用地に開設したレンタルクローゼット「西武クローゼット中村橋」などを展開する。エミキューブ桜台Ⅱは武蔵関、桜台、石神井公園に次いで4施設目となる。

エミキューブ桜台Ⅱが立地するのは、西武鉄道池袋線「桜台駅」から徒歩3分、同池袋線「練馬駅」南口から徒歩8分の練馬区桜台四丁目。建物の北側と南側の屋外スペースは入居者占有スペースとして利用できる。道路に面した北側はオープンテラスとなり、店舗利用の際は客の出入口導線になる。多様なファサード装飾も楽しめ、入居者のニーズや個性に合わせて各室のオリジナリティを引き出せる。区画構成は10.9㎡×4室で、基本仕様はテラス、エアコン、トイレ(温水洗浄便座)、洗面台。

2021年12月に竣工したエミキューブ桜台は、高架下にありながらユニット両面にデッキを配置した開放的な空間がコンセプト。9.9㎡タイプが4室、屋外スペース貸しタイプが2区画だ。桜台エリアにおいてはやや無機質になりがちな高架下で、沿線住民の豊かなライフシーンを演出。これまでの個人利用にとどまらないモデルケース、賑わいを生むスタートアップの場として、街の役割を担う新たな仕様で展開した。

エミキューブ桜台Ⅱでは、既存物件からさらにエリアを拡大。駅からの連続的な空間を創出することでエリア一体となって賑わいをもたらし、魅力的な景観づくりと街の活性化を目指す。さらに、ミニショップ、教室、サロン、ビジネスなどのスタートアップの場としても利用可能で、地域に住む人への様々なチャレンジの創出も目標に掲げる。

(塚井明彦)