2024年12月03日

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大丸松坂屋百貨店、宗森氏がトップに

宗森耕二新社長

大丸松坂屋百貨店は30日、宗森耕二執行役員が3月1日付で社長に就くと発表した。澤田太郎社長は執行役員となる。社長の交代は約4年ぶりで、2024年度(24年3月~25年2月)に新中期経営計画が始動するタイミングで、経営体制を一新する。宗森氏は“食品畑”を長く歩き、その後は松坂屋上野店や大丸梅田店の店長などを歴任。直近は営業本部MDコンテンツ開発第1部長を務めていた。

宗森氏は、同じく3月1日付でJ.フロント リテイリングの社長に就く小野圭一執行役常務と同期に当たり、1998年4月に大丸(当時)に入社。30日に開かれた記者会見では「3年間のコロナ禍を経て、取り巻く環境は大きく変わった。小売業は変化への対応が重要な業種。変化こそ勝機と捉えなければならない。将来の環境の変化をしっかりとにらみつつ、新中計の3年間だけでなく、2030年以降の持続的成長を目指し、推進していく」と意気込んだ。

(野間智朗)

宗森耕二(むねもり・こうじ)氏略歴

1974年9月20日生まれ、49歳。

1998年3月明大商卒

1998年4月大丸(現大丸松坂屋百貨店)入社

2017年9月大丸京都店営業3部長

2019年1月松坂屋上野店長

2020年1月執行役員大丸梅田店長