2024年10月13日

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にんべん、本枯鰹節を使った30周年記念の「堅あげポテト」を限定発売

本枯鰹節、昆布、しいたけを表現した色彩に、「にんべん×堅あげポテト応援部」の帯と、松本幸四郎さん考案のキャッチコピーを載せ、共創商品が一目でわかる。

にんべんは、「堅あげポテト」の発売30周年を記念し、カルビーと共同で「堅あげポテト 究極のだし味」を、20日に発売する。まずはコンビニエンスストアで先行販売し、そのほかの販売店は27日から販売する。だしの素材はにんべんと、堅あげポテトのファンサイトの「堅あげポテト応援部」の部員が監修し、「かつおだし×昆布だし×椎茸だし」をベースにして、本枯鰹節粉末を100%使用している。キャッチコピーの「究極のだし味」は、歌舞伎俳優の松本幸四郎さんが考案。13日に東京千代田区の神田明神で開催した記念イベントで、完成品が披露された。今後は移動式屋台を使用したイベントでの配布も予定している。

カルビーの堅あげポテトは、堅い食感が人気のポテトチップスで、厚めにスライスしたじゃがいもをじっくり揚げることで、噛むほどに深い味わいが楽しめる。堅あげポテト応援部は、16年にウェブサイトで開始し、23年10月時点で参加者は約1万5000人に上る。応援部員が参加し共同で商品開発を行うのは、今回の企画で6品目となる。

開発にあたって、まず堅あげポテト応援部から堅あげポテトに合うだしの素材案を募集した。集まった591件のアイデアから3案に絞り込み、応援部員の投票で「かつおだし×昆布だし×椎茸だし」味に決定した。さらに、にんべん監修のもと3か月にわたり試作を重ね、応援部員による試食やパッケージのアイデア発表も行った。松本幸四郎さんがキャッチコピーを考案し、商品が完成した。

カビ付けと天日干しの工程を4回以上繰り返したにんべんの「本枯鰹節」は、上品でまろやかな味と香りが特徴。

にんべんの担当者は、「『本枯鰹節』特有の豊潤な香りを味わっていただけることと、昆布・椎茸のだしの相乗効果を最大限引き出せることを考えて素材を厳選した」と語る。職人が時間と手間をかけて作った最高級品の本枯鰹節が引き立つように、噛むほどに広がる、まろやかでやさしい昆布だしと旨味が凝縮された椎茸だしを合わせた究極の味わいを楽しめる。