2024年04月27日

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東神開発、足立区で「まちの交流拠点」開発

流山おおたかの森エリアなどで培ったノウハウを生かす(写真は流山おおたかの森S・C FLAPS)

高島屋グループの東神開発と東京都足立区は、公共用地を活用し、街の賑わいを創出する「六町駅前区有地活用事業」の整備・運営に関する基本協定書を締結した。つくばエクスプレス(TX)六町駅から徒歩1分の地に、商業機能や地域コミュニティを育むサードプレイス空間を備える「まちの交流拠点施設」を開発する。敷地面積は約3000㎡で貸付開始は2024年7月、開業は26年度中を予定する。

六町駅周辺はつくばエクスプレス開業後に人口が増加し、東京都による土地区画整理事業が進行する。若いファミリー層のさらなる流入も期待されている。東神開発は、同じつくばエクスプレス沿線の流山おおたかの森エリア(千葉県流山市)でまちづくりを手掛けており、そのノウハウを生かす。

同事業は駅前の区有地で、公募によって選定された民間事業者が、複合商業施設と駐輪場の整備・運営を行う。東神開発は23年3月に優先交渉権者に選定され、同年7月に整備・運営事業者に決定した。こうした公共施設等の建設、維持管理、運営などを行政と民間が連携して行うPPP事業 (Public Private Partnership)による開発案件への参画は、高島屋グループでは初。高島屋グループは今後もPPP 事業の拡大を目指すという。