2021年09月28日

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小田急百貨店、中国向け越境ECに本格参入

小田急百貨店新宿店外観

小田急百貨は23日、WeChatミニプログラム「橙感(チェンガン)」を通じた中国向け越境ECを本格スタートする。5月から実験的に行っていた取り組みで、プログラム内に小田急百貨店のゾーンを設け商品カテゴリーも拡大して本格展開を始める。

チェンガンの仕組み

橙感(チェンガン)利用時の基本フロー

越境ECは、上海に拠点を置くベンチャー企業「上海橙感信息科技有限公司(チェンガン)」が提供するチェンガンを通じて行う。中国向け越境ECにおいて定番となっている化粧品、ベビー用品、生活雑貨に加え、アクセサリー、服飾雑貨、アパレルをラインナップ。スタート時には約180点を揃える。年度内には約250点まで拡大する予定。配送は中国全土に対応する。中国向け越境EC市場でまだ展開されていないコスメブランドや、自主編集ショップの日本人クリエーターによるアクセサリー類を展開するなど、他社との差異化を訴求。中国市場での認知度を高める。

チェンガンの最大の特徴は、ブロックチェーン(分散型台帳技術:移送状況などを書き換え不可能な状態で記録・管理する手法)を活用してサイトで展開する全商品の追跡を可能とした「ホンモノ保証」という仕組み。中国では日本の商品の人気が高いが、偽造品などの偽物も多い。ホンモノ保証と小田急百貨店の信用度を生かし、中国市場に攻勢をかける。

将来的にはチェンガンを通じ小田急百貨店の認知度を向上させ、インバウンド誘引を狙う。また新宿店でプロモーションを実施しチェンガンの会員を獲得するなど相互に送客できる仕組みを整える。

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