2024年12月03日

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資生堂、8月上旬に手荒れに配慮した消毒液を一般販売

資生堂は、現在医療機関に向けて提供している手指消毒液を、8月上旬から一般発売する。化粧品会社ならではの手荒れに配慮した処方を施した。国内で、まずは要望が多い東京都の化粧品専門店やドラッグストア、GMS、ホームセンター、スーパーマーケットから展開。市場の環境を鑑みながら、販売エリアを拡大する。

「S 手指消毒用エタノール液NA」は指定医薬部外品の手指消毒用アルコールで、容量は500ml。細菌だけでなくウイルスへの効果も期待できる有効成分のエタノールや、手に優しい保湿成分を配合した。さらっとした液体タイプで、すぐに乾く速乾性。ポンプ付きと、付け替え用のポンプ無しの2種類を用意する。価格は未定。

資生堂は新型コロナウイルスに関して、様々な活動に取り組んでいる。日本国内では、4月に国内4工場で消毒液の生産を始め、毎月合計20万本、約10万リットルの消毒液を医療機関などを中心に提供。6月1日からは新型コロナウイルス感染症の拡大防止に取り組む医療従事者にスキンケア化粧品を無償で進呈している。海外でもアジア、アメリカ、ヨーロッパなど各国でスキンケア商品の寄付や消毒液の製造などを行っている。