2022年01月28日

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2020年5月 SC・チェーンストア・コンビニ売上高

SC、臨時休業の影響続き61%減 営業再開でマイナス幅縮小

日本ショッピングセンター協会が調査した5月の既存SC売上高前年比は61.4%減となり、前月(68.8%減)よりも7.4ポイントの改善にとどまり、8カ月連続減だった。同協会では「緊急事態宣言の延長を受けて、4月からの休業を継続したSCが多く、営業再開後は郊外エリアを中心に客足が戻ってきたSCも見られたが、大型連休中の休業の影響もあり、大幅な回復とはならなかった」と総括している。

キーテナントは食品スーパーやGMSなどが営業を継続したため28.2%減にとどめ、前月(37.2%減)よりも9ポイント改善した。対してテナントは衣料品、雑貨、飲食、サービスなどの店舗休業の影響が直撃し、69.1%減。ただ先月(76.2%減)よりも7.1ポイント改善した。

立地・構成別では、緊急事態宣言の対象地域が多く含まれる中心地域・大都市のテナントの休業の長期化が響き、81.3%減と大幅減。ただ過去最大の落ち込みだった前月(85.2%減)よりもやや持ち直した。一方で周辺地域のキーテナントは18.2%減となり、食品スーパーやGMSが営業し、食品が堅調だったため、前月(27.3%減)と同様に下げ幅が最も小さかった。

 

チェーンストア、前月に続き食品けん引 農産と畜産が2桁伸長

日本チェーンストア協会が調査した5月のチェーンストア総販売額(56社・10798店)は、1兆833億円余で、店舗数調整後の前年比は1.3%増となり、前月(4.5%減)のマイナスから再びプラスに転じた。新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり消費の強まりで、主力の食品が前月(9.5%増)と同様に9%台の伸長率で、調整前では14.1%増だった。

衣料品が大幅に落ち込んだため、主力の食品の売上高構成比は70.5%となり、前月(73.4%)に続き7割を突破した。食品は前月同様に惣菜以外がすべて好調。中でも農産品(17.5%増)、畜産品(15.9%増)が前月に続き2桁伸長。水産品とその他食品も2桁に迫る伸び。農産品では野菜と果物が総じて好調で、畜産品も牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵、ハム・ソーセージが好調だった。

住関品と衣料品は自粛休業した店舗もあり、前月に続きマイナス。ただ前月よりもマイナス幅は改善。住関品は、前月(14.2%減)より11.4ポイントも改善して2.8%減まで回復。ベーパー類、ウエットティッシュ、キッチン用品、TVゲーム、書籍・雑誌など日用雑貨が好調で、1.0%増。医薬・化粧品は消毒用アルコール、ボディ・ハンドソープ、除菌シートなどが好調で、1.2%減まで回復した。

衣料品は営業再開した店舗が増えたこともあり、前月(53.7%減)より20.6ポイントも改善し、33.1%減だった。

 

コンビニ、全店・既存店共に3カ月連続減 まとめ買いで客単価は2桁増

日本フランチャイズチェーン協会が調査したコンビニエンスストアの5月売上高は、全店(7社・55769店、店舗数前年比0.4%増)が8497億円余、前年比9.7%減となり、前月(10.7%減)よりもマイナス幅はやや改善したものの、3カ月連続減。既存店は8095億円余、同10.0%減となり、前月(10.6%減)に続き2桁減で、3カ月連続減だった。

同協会では「前月に引き続き緊急事態宣言による在宅勤務や外出自粛の拡大などが来店客数に影響した。一方、自宅で食事をする機会が増えたことにより、生鮮食品、乳製品、調味料などが好調で、加えて冷凍食品や酒類などのまとめ買い需要もあり、全店・既存店共に客単価は前年を上回った」と総括している。

来店客数は全店(19.8%減)、既存店(19.9%減)共に2桁減かつ3カ月連続減。対して平均客単価は、全店が12.7%増の696円超、既存店が12.4%増の699円超となり、共に2桁増かつ7カ月連続プラスだった。