2022年08月17日

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資生堂、プロフェッショナル事業をドイツ・ヘンケル社に売却

資生堂は、「SHISEIDO PROFESSIONAL」など日本とアジアで展開するプロフェッショナル事業を、ドイツのヘンケル社に売却する。譲渡価額は123億円で、譲渡は7月1日に予定する。同社の日本・アジアを中心として確立されたブランドを持つプロフェッショナル事業と、欧米でのヘア領域の事業で実績を有するヘンケル社の統合で、事業規模や商品開発能力の拡大などグローバルな展開を図る。

譲渡契約は2月9日に締結された。会社分割により資生堂が日本国内で保有する対象事業の資産を、資生堂の100%子会社に承継させた後に、株式の80%をヘンケル社の子会社に譲渡するとともに、海外における対象事業の子会社株式および関連資産をヘンケル社に譲渡する。

資生堂グループは、2021年から2023年の3年間を、「スキンビューティーカンパニー」としての基盤を盤石にするべく、中長期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」を掲げる。抜本的な経営改革を実行し、事業ポートフォリオを再構築を行う。

同社のプロフェッショナル事業は、1974年に業務用品営業部から当該事業を本格的にスタートし、様々な買収・統合を経て、2004年に「資生堂プロフェッショナル」を発足した。

ヘンケル社は1876年に創業した140年以上の歴史を有するグローバル企業。2020年の売上高は193億ユーロ(約2兆5000億円)、営業利益は26億ユーロ(約3万4000億円)だった。接着技術事業、ランドリー&ホームケア事業、ヘアサロン・コンシューマー向けヘア領域に強みを持つビューティーケア事業をグローバルに展開する。近年は、特にヘアサロン向けヘア領域の事業を欧州と米国で強化する。