2021年10月21日

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東武池袋店、1200㎡超の匠大塚をオープン

東武百貨店池袋本店に7月22日、家具インテリアの大型ショップ「匠大塚」がオープンした。1200㎡超の売場面積で5階1~2番地に出店した「匠大塚 池袋東武店」は多様化するライフスタイルに合わせた国内外170社以上のブランド・メーカーから厳選した1000点を超える上質な家具インテリアを展開。紳士服フロアの同5階の1番~2番地には高級自転車や高級オーディオ、盆栽教室、ゴールドショップ、リラクゼーションサロンなどのショップが配置されており、ここに匠大塚が加わったことによって時間消費ができる新しいライフスタイルゾーンが形成されたことになる。

東武百貨店は百貨店のビジネスモデルに関わらず売上仕入れでも定借でも、顧客満足度を最大限に高められるショップを誘致するテナントミックスを進めている。ユニクロやニトリなどは定借で導入した大型ショップで、今回の匠大塚や8月26日4階8~10番地にオープンするデジタル家電専門店の「ノジマ」もテナントミックスによって今の時代に一番ふさわしいショップを定借で誘致する。

上質な家具やインテリアが1000点以上揃う

「6年前から働きかけてきた出店要請が叶いオープンすることができた。我々の店がある春日部と青山の間の池袋に大型店ができたことで攻めの商売ができる」と語るのは匠大塚代表取締役社長の大塚勝之氏。大塚社長は「我々の世代が子どもの頃は百貨店に大きな家具売場があり、国内外の家具が並んでいた。それが年々縮小を辿り百貨店に家具の存在感がなくなってしまった。今回1200㎡超の売場ができ、大型家具からソファ、ダイニング、ベッド、カーテン、照明、絨毯まで、見て触れて実感できる売場ができたことは我々にとって大きなビジネスチャンスになる」としている。

確かに匠大塚は約2万7000㎡の春日部本店や青山に大型店を展開している。百貨店は東急本店、東急吉祥寺店、大和香林坊店、小田急百貨店新宿店などで展開されているものの、いずれも店舗規模が小さいだけに匠大塚池袋東武店への期待は大きい。その上、「上質な家具を求める百貨店のお客様は匠大塚と一緒で、特に百貨店の外商客とぴたり合致している。加えて専門知識をもつひとり一人のインテリアアドバイザーが家具全般をコーディネート提案できることも他にない強みとなる」(匠大塚代表取締役会長大塚勝久氏)。

匠大塚代表取締役会長大塚勝久氏(左)と匠大塚代表取締役社長大塚勝之氏

東武百貨店池袋本店には6階に大型のニトリショップがあるが、「競合とはならず、大型ショップが同じ店内に集積されていることでお客様にとっては買い回りして家具選びができ、便利になる」(大塚会長)としている。東武百貨店営業本部賃貸事業部部長の川村徹氏も「ニトリは若い世代も含め新しいお客様を取り込む役割を果たしており、匠大塚はニトリとは違い、お客様にしっかり接客されて販売されるのを得意としているので棲み分けができている。しかもこれだけの規模観をもってフルコーディネートで家中の商材をお見せできることは実店舗としても強みになる」とみている。