2024年04月20日

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高島屋新宿店、チョコの自販機でバレンタインの行列回避

高島屋新宿店は27日、2階JR口にチョコレートを買える自動販売機を設置した。販売する商品は、「カカオサンパカ」の6種類。混雑を避けたい人や、時間がない人への新しい買い方として提案する。バレンタインシーズン限定で、期間は2月14日まで。昨年、同じ場所にマスクの自動販売機を置き、好評だったことを受けての試みとなる。

取り扱う商品は、カカオサンパカの「スモール ベア リタ」(税込み2900円)、「ハートタブレット ジントニック」(同1600円)、「ハートタブレット ロサ アンベルコール」(同1600円)、「タルトチョコラータ ダークチョコレート」(同370円)、「タルトチョコラータ ルビーチョコ フランボワーズ」(同370円)、「タルトチョコラータ 王のカカオ〝ショコヌスコ〟Ⓡ」(同430円)の6種類を用意した。支払いは現金のみ。

「カカオサンパカ」の代表的な商品であるクマ型のチョコレートも販売する

11階特設会場の催事「アムール・デュ・ショコラ」でも同じ商品を販売しているが、自販機の方は販売員の説明やブランドの袋がなく、現金で支払う際の利便性も考慮し、価格の端数を切り捨てた。例えば、スモール ベア リタは税込み2916円のところを2900円、ハートタブレット2種は同1620円のところを1600円としている。

新宿店は昨年8月から3カ月間、同じ場所にマスクの自動販売機を置いていた。「駅からすぐの場所にあるので、便利だ」という声が多くの客から寄せられ、設置から時間が経つにつれて認知度が上昇。拡販に繋がった。これを新しい販売方法としてさらに活用できないかと考え、バレンタインデーのチョコレートに照準を合わせた。

新宿店は11階の特設会場でも、通路幅を2メートル以上確保したり、対面場所にはビニールシートを設置するなどコロナ対策を講じてはいるが、それでも行列や混雑を避けたい人のための買い物方法として訴求する。