2026年01月10日

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再春館製薬所、5年ぶりに「ドモホルンリンクル」をリニューアル、ブランド誕生50周年記念の集大成

左から、リニューアルされた保湿液(120ml、5500円)、美活肌エキス(30ml、1万1000円)、クリーム20(30g、1万4300円)、保護乳液(100ml、5500円)

再春館製薬所は7日、「ドモホルンリンクル」の主力製品である「保湿液」「美活肌エキス」「クリーム20」「保護乳液」をリニューアル発売した。ミトコンドリア研究過程で新たに着目した”第三のタンパク質”「TFAM」や新技術「アクティブコアリブート技術」によって、大きく進化させた。外装もリサイクル紙製に一新し、より地球環境に配慮したパッケージになった。このリニューアルは、約2年間に亘る「ドモホルンリンクル50周年サンクス プロジェクト」の集大成となる。

ドモホルンリンクルは、1974年に日本初のコラーゲン配合の基礎化粧品を発売して以来、数年に一度、大型リニューアルを行ってきた。漢方の製薬会社が手掛けるスキンケアブランドとして、漢方発想に基づき、自然の力を人に生かし、肌の悩みに対応するアイテムをつくり続けている。

基本4点セットのリニューアルは、同社が得意とするタンパク質研究に基づいている。熊本大学と共同研究を行い、「細胞の若さ/老化」を決定する要素としてミトコンドリアに着目。ミトコンドリアのターンオーバーに寄与する第三のタンパク質、TFAMに着目した設計により、美容の新次元の領域に踏み込んだ。

同社はTFAMの発現を促進、増加する植物素材として、「サンショウ種子の加水分解物」を23年に見出し、現在も研究を続けて独自に開発した。この新原料が新技術「アクティブコアリブート技術」の要となり、「まるでリブート(再起動)されたようなうるおいとすこやかさをキープし続ける」技術のもと、リニューアルの鍵となる「美活肌エキス」を生み出した。

成分を届ける、留める技術も向上させた。「美活肌エキス」と「クリーム20」では、肌と一体化して溶け合うような浸透を実現している。「保湿液」は浸透の即時性が、「保護乳液」はバリア力などの角層アプローチが強化されている。一般に分子が大きく肌に入りにくいといわれるヒアルロン酸も、これまでの「低分子ヒアルロン酸」を極限まで低分子化し、「保湿液」は「超低分子ヒアルロン酸」を配合した。

加水分解サンショウ種子エキスの原料となる飛騨山椒

ほかにもリニューアルの特徴として、「サンショウ種子の加水分解物」など、原料となる植物の力強さを引き出し、至るところに活用していることも挙げられる。「クリーム20」にはハトムギ、トチュウ、ラカンカを独自に配合し発酵させた「和漢複合発酵エキス」を新配合している。

30年ぶりの刷新となったのが外装だ。20年から使っている容器の形状は細部まで改善点が見つからないことが実証され、外装を持続可能性を考慮したFSC認証を受けたリサイクル紙製に変更した。脱プラスチック化が促進され、年間約30%のCO2削減達成を予定する。新たに「結び箱」とネーミングした。

捨てないパッケージから循環させるパッケージに発展

今回のリニューアルでも、引き続き原料となる植物のアップサイクルや種の保全にも取り組んでいる。同社は今後も理念として掲げる「自然とのつながり、人とつながる明日を」の実践を目指す。