ミキハウス、タイの総合病院と提携 ベビー肌着や帽子が採用
6月27日に行われたセレモニーの様子。右が執行役員グローバル事業部部長の齊藤雅人氏
ミキハウスは、タイ・バンコクの私立病院「RAM2 病院」との提携を始めた。産婦人科では、ミキハウスのベビー肌着、帽子、ミトンを採用。小児科では外来スペースと病室のデザインに、ミキハウスキャラクターを取り入れた。ミキハウスは現在、グローバル展開を加速させている。地元の病院と提携することでブランドイメージや認知度の向上を図る。
ミキハウスは現在100以上の海外店舗を展開しており、売上げシェアは5割を超える。これまでは中国への出店が多かったが、経済成長が続く東南アジアの市場開拓も急ぐ。こうした産院との提携は、国内でも数年前から行っている。
RAM2 病院は、RamkhamhaengHospital Group のマネジメントチームと医療専門家が提携して設立された総合病院だ。2023年3月に開院し、病床は560。産婦人科は先行して始めており、小児科のスペースも完成したことで6月27日にグランドオープンした。
小児科1階の外来スペース
セレモニーには多くの現地メディアも駆け付けた
グランドオープンを記念し、同日に現地でセレモニーが開催された。病院のエグゼクティブ・ディレクターのSiripong Luengvarinkul氏は「お子様への特別な想いがある。病院で生まれたお子様には最高のものを着てほしい。病院は怖い場所ではなく、元気に明るく帰れる場所にしたい。その想いに応えられるのは『ミキハウス』しかないと思い、依頼した」とコメントした。
ミキハウスからは執行役員グローバル事業部部長の齊藤雅人氏が出席し、「病院の皆様の、お子様のためにお願いしたいという想いを強く感じた。当社のビジョンとも共感するものがあり、今回の取り組みが実現した。特に小児科で大事にしたのは、お子様達がまるで宇宙船の中にいるかのように、広がる野山で遊んでいるかのように感じる『没入感』。病院を訪れるお子様の笑顔と幸せを心より願っております」とあいさつを述べた。