2025年07月11日

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グローバルブランドアンバサダーに目黒蓮さん就任のZoff 新TVCMを放送開始

就任発表会にてインターメスティック社長上野博史氏(左)と目黒連さん

インターメスティックは、俳優としても活躍するSnow Manのメンバーの目黒連さんをグローバルブランドアンバサダーに迎え、6月25日に就任発表会を開催した。7月4日から同社のメガネブランド「Zoff」の新TVCM「Zoff meets 目黒蓮 SUNCUTGlasses」編を全国で順次放送開始(公式サイトでは6月25日公開)している。同時に目黒さんがTVCMや広告クリエイティブで着用したサングラスを全国の店舗と公式オンラインストアで発売開始した。

現在、国内外合わせ33店舗を展開するZoffは、東京発のメガネブランドとして、2001年に第1号店を下北沢にオープン。「メガネをTシャツのように毎日着替える社会をつくること」を目指し、業界初のSPAモデルを導入。デザイン性と機能性を兼ね備えた高品質なメガネを適正価格で提供し、メガネ業界に革命をもたらしてきた。

冒頭で同社社長上野博史氏は、「創業時から掲げるコンセプトは、今でも変わらぬ私たちの夢であり、原点。2020年にはアイパフォーマンスという新たなブランド戦略を掲げ、アイウエアの価値を単なる視力矯正の器具ではなく、人々の生活をマイナスからプラスに変えていくことを目指し、社会の課題解決に取り組んでいる。近年は紫外線量も増加が懸念されており、当社としてはメガネブランドからサングラスブランドへと進化させるべく、新たな挑戦を行っている。今後は『めのため、未来のため。』に、社会で目の健康意識を高めてもらえるよう、さらに子供のころからサングラスで目を守る習慣を実現したい」と挨拶した。

新TVCMの放送開始(公式サイトでは6月25日公開)と目黒さんがTVCMや広告クリエイティブで着用したサングラスの発売を開始するにあたり、同社は目黒さんに熱烈なメッセージを送った。音楽活動に加え、テレビドラマや映画、CMなど多方面で活躍し、性別や世代を問わず多くの支持を集める目黒さんの等身大で自然体な魅力が最適と考えたからだ。その思いが実り、実現に至った。

目黒さんは「Zoffさんからはとても熱いメッセージを頂いた。話を伺いながら、肌には日焼け止めを、髪の毛にはヘアミストでケアをするのに、今まで自分は目にどんなケアをしてきたかを考えた。もっと目の健康を考えないといけないと思うと同時に、Zoffさんの話にとても共感できた。Zoffさんの話は自分が心から共感できたメッセージであり、それを1人でも多くの方に伝えたい。そのために頑張りたい」と就任までの経緯と意気込みを語っている。

日本白内障学会理事兼眼科研究者の藤田医科大学特任教授山本直樹氏(左)と上野氏

就任発表会では、上野氏と日本白内障学会の理事であり、眼科研究者の藤田医科大学特任教授山本直樹氏によるプレゼンテーションが繰り広げられた。山本氏によると「近年地球環境の変化によって人々が浴びる紫外線の量は年々増加し、目への影響も深刻さを増している。世界保健機関(WHO)の発表では、生涯に浴びる紫外線の量の半分以上を18歳までに浴びる。紫外線、特にUVAやUVBを長期にわたって浴び続けることで、目にも老化現象の1つである光老化が起こるため、特に若い世代は早期の紫外線対策が必要。短期的には角膜や結膜に炎症がおきると急性症状、長期的には白内障などの慢性疾患のリスクが高まる。世界では約1500万人が白内障によって失明していると推測され、その約10%は紫外線による影響だと考えられている。また、しわ、くすみ、たるみなど目の周りの光老化も進行することが判明している。目だけでなく、目の周り、目元の皮膚も含めた紫外線対策としてサングラスの着用が効果的」と解説した。

Zoffでは山本氏や専門家の意見を参考にしながら目の健康のために紫外線対策用のレンズの技術開発に力を入れている。その中で紫外線を100%カットする「SUNCUTGlasses」は生まれた。「紫外線のカット率は国際規格(ISOを参考)があり、紫外線の波長領域は280~380Mと定められ、その全域を100%カットできる」と上野氏は説明する。「サングラスをかけることに対するネガティブなイメージを払しょくするために、見た目の印象や名称も変え、レンズカラーは薄いライトカラーを採用し、紫外線を100%カットできるサングラスのみをSUNCUTGlassesと名付けた」とこれまでの取り組みを述べた。

「日本におけるサングラスの日常的な着用率は2割程度」と上野氏は言う。「文化としては根付いていない。紫外線による目へのダメージは小さな頃から蓄積されていくもの。いつかではなく、今すぐ始めてもらいたい。将来は欧米並みの着用率を目指し、日本をアイケア大国にしていきたい」というのが同社のビジョンだ。子供たちの目を守るために「全国の小中学生を対象に、学校訪問をして紫外線対策の大切さを伝えている。最近では高校をはじめとする教育機関を訪問し、先生方とアイケアの重要性を共有している。通学や部活動の中でサングラスを自然に導入していくことがこれからの時代に必要なことであり、グローバルな視点では当たり前の姿だと思っている」と社会的な取り組みについても語った。山本氏は「学校の規則でサングラスの着用は難しいという意見があるが、学生は部活動などの屋外活動が多く、16歳までに浴びる紫外線量を考えると、学生こそ対策をしっかり考えなくてはならない」と力説する。

現代はデジタルデバイスなどの普及により、近視化など目を取り巻く環境が変化している。山本氏はそうした中での紫外線の暴露、特に高度近視の人に警鐘を鳴らす。「高度近視の方は、網膜の脈絡膜という目の奥の、ものを見るためにある膜など、目の組織が弱くなっていたり、薄くなっていることが報告されており、紫外線によって環境リスクが高まると考えられている。そのため、日常的な紫外線ケアを心がけてほしい」。さらに、「紫外線は皮膚にとっては、ビタミンDの生成をサポートするメリットがあるが、目から入る紫外線はほとんどメリットがない。白内障やドライアイの原因になり、それ以外にも自律神経のバランスを乱す要因にもなることも報告されている。目の紫外線対策は特別なことではなく、日常的に習慣として取り入れていくことが今の時代に必要な対策ではないか」と山本氏は提案する。

山本氏の言葉を受け上野氏は「紫外線による影響は今や社会問題と言える。日頃より日傘や帽子、日焼け止めなどで肌を守る習慣は広がっている一方、いまだに目に関しては無防備な状況が続いている。弊社はメガネブランドとして培ってきた専門知識と技術、ファッション性を生かし、UVカット率100%のサンカットグラスを通じ、目を守るための新たな習慣を提案したい。今後より一層目の紫外線対策の重要性を社会に訴え、誰もが健やかに暮らせる未来をつくることを使命と考えている。この社会的使命を全うするにあたり、全世代から多くの支持を集める目黒蓮さんにグローバルブランドアンバサダーに新しく就任して頂いた。目黒さんとともにサンカットグラスの大衆化を目指していきたい」と展望を語った。

サンカットグラスを手に目黒さん

新TVCMも披露され、「この度Zoffさんの新CMに出演させて頂くことになりましたZoffグローバルブランドアンバサダーの目黒連です。よろしくお願いいたします。(CMで着用していたサンカットグラスを着けていて)かけ心地もいいですし、ファッション的にもおしゃれなアイテムの1つとしてもすごくいいなと思います」と、目黒さんが挨拶した。

目黒さんは会場で新TVCMを鑑賞し、「少しでも多くの方に目を守る大切さやその思いが新CMを通して伝わったらいいなと思います。撮影も楽しくできました。CM撮影をするときに色々なサンカットグラスを見させていただいて、その中で普段自分が1つ選ぶとしたらということも考えながらワクワクして挑めましたし、キャッチボールもめちゃくちゃ楽しく、撮影に臨めました。カメラが止まっても、もっとキャッチボールを続けたかったくらい楽しかったです。改めて自分の目のこともちゃんと考えないといけないと、自戒にもなりました。撮影の際に、サンカットグラスが紫外線を100%カットできることなど、色々と学ぶことがあって、とてもいい時間を過ごさせて頂きました」と語った。

目黒連さんグローバルブランドアンバサダー就任に寄せて

「Zoffさんからサンカットグラスについてお話を聞かせていただいて、もっと自分の目のことを考えよう、もっと自分の健康につながることを実行していこうと思いました。そして自分自身だけではなく、大切な人、周りの人の健康を守ってあげることも大切かなと思いました。お子さんがいらっしゃる方はプレゼントをしてみてはいかがでしょうか。これからは皆さんと一緒に、目のこと、目の健康を考えていけたらいいなと思っています。Zoffグローバルブランドアンバサダーとして、これからもよろしくお願いいたします」。

目黒連さんトークセッションより

目黒さんは普段からファッションに合わせてサングラスを着用している。同社のレンズ・サングラス・パッケージ事業部部門長上垣勝人氏をアドバイザーに迎え、30種類以上からシチュエーション別におすすめのサンカットグラスを選ぶという企画にも参加した。「この夏挑戦したみたいカラーは、ブルーのものとか季節感もあって素敵だなと思います。なおかつ、おしゃれを楽しんで自分の目を守ることができるというのは気になりますね」と語りつつ、まずは通学用を選んだ。

インターメスティックレンズ・サングラス・パッケージ事業部部門長上垣勝人氏(左)と目黒さん

上垣氏のアドバイスは「通学時は制服に合わせやすいものを選ぶと思いますが、レンズにあまり色がついていない『クリアレンズサングラス』がおすすめです。紫外線はレンズの色でカット率が変わると思われがちですが、実際は関係なく、サンカットグラスに関してはすべて100%紫外線をカットしてくれるため、レンズの色を気にせず考えてみてください」。「勝手なイメージで、レンズの色が濃い方が紫外線をカットしてくれるのかなと思っていました」と目黒さんは驚きながら「制服に合った方が楽しいと思うので、透明なレンズのもので、縁の色で楽しむ方がいいかな、と思います」とコメント。上垣氏は「初めて購入するなら少し色の薄いものが着用しやすいと思うので、茶色とかいいと思います。(目黒連さんは)目元の印象がしっかりしているので、あまり縁が濃くない方がいいかもしれないですね」。最終的に目黒さんは「いいアドバイスをいただきました。レンズの色味、縁の感じが制服にも合いやすいかと思って選ばせて頂きました」とサンカットグラスを手に取った。

次は通勤用。「自分がスーツを着て通勤することがあまりないので、マネージャーさんをイメージして選びたいと思います」という目黒さんに対し、上垣氏は「通勤ではスーツを着る方が多いと思いますが印象が優しく見えるものはいかがでしょうか。黒いスーツには茶色などの顔なじみがいいレンズを選ぶと全体的にバランスよく、怖くなりすぎません。あまりレンズの色が濃くない方がオフィス内でかけていても違和感がないと思います。少しきりっと見せたい場合は、金属やメタルのフレームがいいですね。グレー系のものはまた印象が違い、フレームが黒だとしまって見えるため、かっこよく見せたい時はグレー系の方がいいですね」。目黒さんは「印象はすごく大事ですから、やっぱり茶色がよさそうですね」と手に取りながら、「実際に持ってみると、サイドの部分など細かなところに気づき、色々とわかることがあります。選ぶのが楽しい」と感想を漏らす。最終的に目黒さんが選んだのは、薄めのグレーのグラスだった。

最後はドライブ用。「気分転換にドライブに出かけたりもする」という目黒さんに対し、「日差しが強い日に運転をする場合は濃い色のレンズがいいと思います。その場合はグレー系の濃い色の方がまぶしさを抑えてくれるます」と上垣氏のアドバイス。「通学、通勤は色の薄いものを選んだので、ドライブでは色が濃くてもいいのかなと思いますね。しっかりと濃い色でカットしたいなと思います」。目黒さんは「プライベートだったらもっと時間をかけて選びたい」と言うほどサンカットグラス選びを楽しんでいた。

締めくくりとして「目のため、未来のため。」にかけて、常にベストな状態でいるために目黒さんが心がけていることを披露した。「今のこの瞬間にこだわることです。今のこの瞬間を一番に考え、今に集中することです。たとえば今はZoffさんに共感できた自分の思いを皆さんに全力で伝えられたらいいな、と思ってこの場所にいます。それが常に自分のベストを出すために心がけていることです」。続いて「自分らしくいるためにしていること」は、「家に帰ったら絶対にリセットします。日々、成長する面は成長として受け入れられるのですが、賞を頂いたりとか、称賛されるようなことをたくさん言っていただくと、人としては変わりたくないなというところがあるので、家に帰ったら必ずリセットするようにしています。どんな賞賛をしていただいても、初心の気持ちを忘れず過ごしたいと考えています。星を見たりお風呂に入ったり、一日を振り返ってみたりすると、リセットされている気がします」。成長したことなど、いいことは積み重ねながらリセットする日々を送っていると明かした。

(北野智子)