2024年04月21日

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キリンビール、クラフトビール「スプリングバレー」から白ビール

左が「SPRING VALLEY シルクエール<白>」。クリームとゴールドの色合いで、高い品質と新しさを表現する

キリンビールは、クラフトビールブランド「SPRING VALLEY (スプリングバレー)」で、「SPRING VALLEY シルクエール<白>」(以下、シルクエール<白>)の缶商品を9月13日に発売する。原料に小麦麦芽を使用した白ビールで、無濾過で仕上げた濁りのある色、きめ細やかな泡、まろやかな口当たりが特色。同社はクラフトビールを〝新たな成長エンジン〟と位置付けており、今年はシルクエール<白>で約50万ケース、ブランド計で約210万ケースの販売を目指す。

同社はクラフトビールを今後の成長が期待できるマーケットと目し、2011年に事業の構想をスタート。15年に直営店「スプリングバレーブルワリー」をオープンし、17年には飲食店向けの「Tap Marché(タップ・マルシェ)」事業を開始。昨年3月に家庭用のクラフトビールブランドとしてスプリングバレーを立ち上げ、基幹商品の「SPRING VALLEY 豊潤<496>」(以下、 豊潤<496>)を発売した。

豊潤<496>は、昨年で約140万ケースを販売。同社の調査によると、2021年のクラフトビール市場は前年比約1.6倍に伸長し、その約8割を豊潤<496>が占めており、豊潤<496>がクラフトビールの飲用体験の機会を広げているという。今後さらにライトユーザーやノンユーザーを開拓し、ブランドのラインナップを強化するため、第2の柱としてシルクエール<白>を発売する。

同商品は無濾過で仕上げており、濁りのある液色をしている。小麦麦芽を使用することで、きめ細かな泡、まろやかな口当たりを実現した。ニュージーランド産の希少ホップ「ネルソンソーヴィンホップ」を一部使用し、華やかで心地よい香りがする。マスターブリュワーの田山智弘氏は、「クラフトビールらしい尖った部分と、飽きずにたくさん飲める『ドリンカビリティ』の両立にこだわった」と語る。

パッケージデザインは、ビールとしての王道感、正統感と、クラフトビールとしての新規性を両立した「SPRING VALLE (スプリングバレー)」を踏襲。色合いはクリームとゴールドを組み合わせ、白ビールの味覚特長や高い品質感、新しさを表現する。

今後は広告や大規模なサンプリングによって、認知度を高め飲用体験を拡大していく。22年の販売目標は、シルクエール<白>が約50万ケース、豊潤<496>が約160万ケース。クラフトビール市場の活性化も狙っており、27年にはビール類市場におけるクラフトビールのシェア率4%超を目指す。